トマ・ピケティ氏が唱えた「r>g」の不等式は何となくそう感じていたもののはっきりと証明されたので納得感がさらに増しました。
r・・・資本収益率(資産運用)
g・・・軽税成長率(労働収入)
トマ・ピケティ氏の著書「21世紀の資本」では「r」の資本収益率が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」は1~2%程度しかなかったと指摘しています。
簡略化すると労働のみに頼るよりも資産運用をした方が圧倒的に資産は大きくなりやすいということです。
皆さんは昇給率ってどのぐらいか計算したことはありますか?
私のサラリーマン時代の最後の方は0.8%ぐらいでした。おそらくですが0.5~1.5%ぐらいがもっとも多いのではないでしょうか。10年連続で2%以上昇給している人はかなり稀ではないかと推測します。
今の若者はそんなことないかもしれないけど一昔前は「汗水たらして労働したお金」と「資産運用で得たお金」では意味合いが違うと色付けしている人が多かった印象があります。
楽して(実際にはそうではないが)得たお金は価値がないとさえ感じていた節さえあります。しかしお金はお金でしかありません。
先ほどの不等式「r>g」を見てもわかるように労働者のみでいる限り資産は増えずらいと言えますよね。資産なんて増えなくてもいいという人もいるかもしれませんが多くの人は資産が増えて欲しいと願っているはずです。
資産を増やすには資産運用をすることが望ましいですが一般的には株式投資が当てはまるでしょう。株式投資をするということは資本家になるということです。
資本家は労働者の労働力を搾取していると言われますが資本主義という世界ではそのルールが当たり前なのです。
このルールが変わらない限りなるべく早い段階で資本家に回った方が資産を増やすのに有利に働きます。
特別な理由がない限りは最初は誰もが労働者からのスタートでしょう。そこで得たお金をできるだけ早く株式投資にまわして資本家になることによって経済的に豊かになることができます。
だから一般的にははじめに労働をがんばりお金を増やしていき、徐々に株式投資の規模を大きくすることが経済的に余裕をもたらすステップになりますね。
この仕組みをどの段階で知り実行できるかによって差は開きます。
ぜひとも若者にはできる範囲でいいので早めに資本家になってもらいたいと願っています。
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