Wikipediaによると氷河期世代とは1970~1983年生まれの世代で1991年のバブル崩壊の経済的な不景気(不況)以降に就職難となった時期を指しているようです。
今まで感じたことはありませんでした私も氷河期世代でした。(笑)
氷河期世代の特徴として正社員に就けずに派遣やアルバイト、契約社員といった形での働き方が多く収入が不安定かつ資産が少ないという傾向があるようです。収入が安定しないということで年金も少なくなる傾向にあるようですね。
個人では抗えない時代の流れや生まれ育った環境などはありますが本当に恵まれない世代なのでしょうか?
今日は私がひっかかっていることを書いてみたいと思います。
氷河期世代はないものねだり
氷河期世代といっても仕事も順風満帆の人も数多くいます。そして時代の流れや生まれ育った環境に恵まれている人もいるでしょう。恵まれている恵まれていないというのは何かと比較しなければわかりませんよね。
その比較対象としてあげられるのが団塊世代です。
たしかに団塊世代は年金も豊富だし仕事も年々給料があがっていく時代だったので恵まれていたのかもしれません。でも氷河期世代の人はそういった働き方をしたいのでしょうか?
給料が恵まれても24時間戦えますかの時代ですよ。たぶんというか絶対そういう働き方はしたくないでしょう。
またこちらも当たり前ですが団塊世代でも恵まれていない人は必ずいるはずです。結局、氷河期世代の当事者が恵まれていないと叫ぶのはないものねだりのような気がするんですよね。
もっと言えば恵まれていないと感じる氷河期世代の方は江戸時代の暮らしをしたいですか?絶対したくないでしょ?
そう考えると氷河期世代は恵まれていると感じられることでしょう。比較対象をどこにするかでこういった価値観は途端に反転するので特に意味はないと考えています。
氷河期世代は団塊世代の遺産で生活している
これは氷河期世代には限らないけど今の社会システムや生活環境を構築したのは間違いなく団塊世代でしょう。昔に比べるとかなり便利になり快適な生活を送ることができています。
こういったことが当たり前になっているのも団塊世代のおかげと言えると思うんですよね。またこれも当たり前なんですが団塊世代が作り上げた世界がすべて良かったなんてことはあり得ません。
うまく行かないことも多々あることでしょうが、それでも今の世界を作ってくれてありがとうと言ってもいいんじゃないでしょうか。
不遇だったら何とかしろ
しつこいくらいに何度でも言いますがどの時代であれ不遇な人とそうでない人が必ずいます。そして個人では抗えないようなこともどの時代でもあるんです。
自分がどのポジションにいるかで取りうる対策は変わってきますが、少なくとも自分が置かれている環境に満足できないのだったら満足できるように努力しましょう。
いや努力したってどうにもならないんだよという声もあるでしょうけど、それでも努力するしかないと思うんですよね。
時には死に物狂いで行動し続けることが必要な場合もあるでしょう。とにかく不遇だとか恵まれていないだとか言うのは簡単ですがそこが嫌なら行動しましょう。
変わるまで行動し続けましょう。
自分の環境を変えるにはそれしかないんじゃないですか?
メディアやインフルエンサーの氷河期世代はかわいそう論に同調するな
客寄せパンダじゃありませんがお涙頂戴やかわいそうな話は多くの人の同情をさそいます。
メディアやインフルエンサーはそういった煽りで自分たちは稼げるから次から次へと話を持ち出してきます。その話を聞くたびに記事を見るたびにやっぱり俺らは恵まれてないんやと感じやすくなりますがそうしたところで何も変わりません。
変わりたければ自分の目指すポジションに向けて行動しましょう。
そうしなければ一生恵まれない人になってしまいますよ。
重要なのはあなたがどうしたいのか、どうなりたいのか、だけです。