給料が低かった時の方が仕事が楽しかったのはなんでだろう?

2023年5月11日木曜日

日記

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働き出した頃、私の給料は約11万円でした。もう34年前にもなります。え?もう34年も経っているのかとそこにちょっとびっくりしちゃいますけど、今回は働いた時間の話じゃなくて働いて得たお金と自分の気持ちの話をしたいと思います。

一概に言えませんが概ねサラリーマンを長く続けていると初任給よりも給料はアップしている人がほとんどなのだと考えています。私の場合は正社員として4回転職しているのですがアップダウンはありますけど初任給を下回ったことはなかったです。

給料が低かったころ、つまり若いころは今よりも楽しかった気がするのです。仮に今給料が低くて正社員として仕事をするとなったら不満が爆発するでしょう。給料が低いのに何であの頃は楽しかったんだろう?

ぱっと思いつくのは「経験不足」というのがあります。社会に出て間もないころはほとんど自分が知らない世界ばかりで未経験のことがたくさんあり、それらを知るという好奇心が旺盛で何かを知るたびに喜びがあったように感じます。

また仕事を覚えていくということにも、自分が何かひとつでもできると技術が身に付いたようで楽しかった記憶があります。

とにかく何かを新しく知ったり、技術を身につけたりということが頻繁にありました。一般的にいうと毎日がワクワクしていたということになるんでしょう。

しかし現在ではある程度の経験をしてきて新たに知る、身につけるということはほどんと皆無です。もちろんもっと能動的になればそういうことはたくさんあるんでしょうが、そこまでしようとは思っていません。

私の場合だと正社員時代は会社をより良いものにしていこうと色々と案も練っていたし提案もしていましたがすべて却下されてしまったんですよね。

そういうこともあって個人が何をしても変わらないもんだと肌で感じました。その頃から会社での仕事は卒なくこなすという無難な道を選択しました。働く上ではおそらく最も安定的な道を選んだのではなかいと感じています。

アルバイトになってからもその働き方は変わらずというかさらに拍車がかかり自分に不都合なこと以外はすべてスルーしています。しかし上層部は運営の不安定さにイライラしているようです。

私からすれば今になってどうしよう、どうしようと言っている上層部を見るたびに滑稽に見えてしまうんです。結局これは従業員の数を極限まで減らした結果だと思うんですよね。

たしかに従業員を減らせば減らすほど人件費というコストは削減できますが一人の人間ができる業務量はたかが知れています。次第に本来しなければいけない業務も手を抜くわけではないけどきちんとできなくなってしまいます。

また従業員全員がいわゆる「出来る人材」であるはずもなく2割程度は箸にも棒にもかからない仕事しかできない人が混じってきます。そうするとさらに出来る人の仕事量が増えるわけですね。

働いたら負けではないけどこういった構図の組織ではやっぱり程々に仕事をこなすのがベターだと考えています。

いろんな社会経験をしてきましたが給料が低い時に楽しかったのは自分が新たなことをできることがたくさんあった時期と重なったからだと思います。だから給料が高い低いと仕事が楽しい楽しくないは関係性が薄いと考えています。

現に私は今アルバイトとして時給900円で時間を切り売りして働いていますが毎日仕事に行きたいと思えるほど楽しいです。

その理由はやっぱり自分の裁量で仕事ができる範囲が確保できているのと人間関係が良好だからなんだと思います。

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2017年9月(45歳)セミリタイア、その後鳥取に移住してのんびり暮らしています。資産運用の公式(収入-支出)+(資産×運用利回り)を守りながらインデックス投資を継続中。お金のことやセミリタイアの日常、ダウンシフトした働き方などを発信します。

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