持ち家か賃貸か論争に終止符を打つような記事があったので読ませてもらいました。
「どんなにマンションが高騰しても家は買ったほうがいい」大学教授が示す"賃貸か持ち家か"の最終結論
記事の結論は「家は買えるなら買った方がいい」ということでした。
持ち家率は年齢によって大きく違っているようですが60歳以上では79.8%となっているようです。これにはやはり老後の住居不安があるんでしょうね。
空き家が増加して賃貸を借りるのには困らないという意見もありますが本当にそうでしょうか?たしかに条件をゆるくすればあるのかもしれません。
しかし高齢者になってからはある程度の条件を満たした家に住みたいものです。特に近くにスーパーがある、大きめの病院があるといった項目は必須といっていいでしょう。
買い物はネットでいくらでも代替えできるといわれるかもしれないけど高齢者になってちゃんと注文できるかは微妙なところです。病院においては代替えできないですからね。
そう考えるとかなり賃貸を借りるのは難しくなるかもしれません。なぜならそういった立地に恵まれた物件はすでに抑えられているか、大家側もできるなら高齢者には貸したくないでしょう。
賃貸借契約は相続の対象となるようですね。考えれば当たり前ですがこの観点はすっかり抜けていました。つまり相続が完了するまでその部屋の物を処分したりできなくなり部屋を誰かに貸すことができなくなってしまいます。(でも家賃は相続人からもらえるのか?)
最も厄介なのは相続放棄により相続人がいなくなった場合は大家が部屋のものを処分したりしないといけないことですね。
こういった事情からもやはり高齢者に貸したいという大家は少ないでしょう。
また年金制度では高齢時の家賃は考慮されていないという現実があります。ただこのお金の問題は60歳までサラリーマンをしていればほとんど解決できるのかなと感じます。
年金もそこそこもらえるだろうし若い頃から資産形成していればそれほど困ることはないでしょう。
リンク先記事では「持ち家は自分自身に家を貸しているという非常に安全性の高い賃貸事業」と言えると説いています。これはたしかにそうですよね。家を手放したくはないので必死で返済をすることは間違いないですから。
昔の古い家は隙間風はあるし窓の機能は悪いし、断熱材も今と比べると格段に性能が劣っています。しかし最近の家は数十年後も今の機能で十分というぐらい設備が整っていると感じます。
住宅ローンを35年で組んだとしてもその後も快適に住めるような気がします。定期的なメンテナンスをしていればおそらく50年ぐらいは余裕で快適に住めるのではないでしょうか。
建物の価値はなっくなったとしても自分で住む分には問題ないですからね。
そして家を買うということはインフレ対策にもなるでしょう。
大きな買い物になりますからインフレが進むと考えるならできるだけ早い段階で買う方が安く買えることになります。
買うタイミングについてはそれぞれの状況に応じてになりますがその時におそらくずっと住むことになるだろうと考えているのであれば早い段階で家を買うのはありだと思います。
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