大江英樹「定年3.0 50代から考えたい「その後の50年」のスマートな生き方・稼ぎ方」の書籍で定年3.0というものがありました。
定年3.0に至るまでの過程は次のようなものです。
定年1.0 生活の不安がなくのんびりと暮らすことができた時代
定年2.0 老後のお金に対する常識が大きく変化した時代
定年3.0 お金、健康、孤独の問題を解決していかなければならない時代
どんどんクリアしなければいけない課題が増えてますやんというのが最初の感想ですね。
定年1.0は自分の祖父母世代だろうか。すでに他界しているが生きていれば100歳前後になるでしょう。この時代は年金も55歳からだったし高度成長期の恩恵を受けまくっている世代ですね。
現役時代にはそれなりの苦労もあったんでしょうけど老後は悠々自適と言ってもいいでしょう。
定年2.0は自分の親世代ですね。後期高齢者世代とでもいいましょうか、今70~80歳あたりではないかと感じます。定年1.0ではそれほどお金のことを考えなくても定年まで働けば老後は安泰でしたが2.0ではちょっと意識しないとお金に困ってしまう世代でしょうか。
現に私の母はカツカツの生活ですから実感があります。ただお金さえあればこの世代も悠々自適に老後を暮らせるのかなと思います。
定年3.0はまさに今現役で働いている私たちの世代ですね。(私はリタイアしてしまったが)
お金、健康、孤独と問題が増えたのは少子高齢化や未婚率の増加と寿命が延びてしまったことにあるかもしれません。
これら3つを解決するのはかなり難しいと感じる。
私的にはお金と健康は密接に結びついていると考えていてお金がある人はおおむね健康な人が多い印象がある。
定期的な検診はもとよりお金がないとどうしても安価な食材に手を伸ばしがちなので不健康になりやすい気がする。あとお金があっても健康でない人は検診の結果を軽視し過ぎたせいかもしれない。
次にお金があり健康だが孤独な人は独身ですね。女性はコミュニティにすんなり入れる人が多いですが男性は苦手な人が多いでしょうから孤独になりやすいと感じます。
お金と健康については比較的対処がしやすいのではないかと考えています。事前に準備すれば解決できなくもないでしょう。
しかし孤独というのは日々の付き合いが大きい影響がありますから老後になってからいきなり関係性を構築できないのを考えると若いうちから孤独にならないためにどこかのコミュニティに属しておくのが無難ですね。
SNSという方法もありますがやはり対面のコミュニティに属するのがいいでしょう。
コメント欄は原則廃止しました。X(旧Twitter)をフォローして頂ければ幸いです。