過去に「お金を追いかけているうちは安心感は得られない」という記事を書きました。
その後もこのことについて考えていたんだけどお金を追いかけないというかお金のことを気にしないことはできない気がすると思えてきました。
私はお金の不安はなくなったけどお金のことを気にしないことはなくなっていません。おそらくお金がいくらあってもずっと気になるんだと思うんですよね。
その状態でお金の不安がなくなるのはどんな状態でしょうか。
不安な気持ちというのは人それぞれですから答えも人それぞれになります。だから私の場合はこうなったらお金の不安はなくなったということで書いてみます。
お金が減らなくなったという感覚
私の資産の大半は株式です。その株式から生み出される収入で生活しています。
預貯金と違い株式の評価額というのは常に変動します。だから一時的に減ったりもするのですが長い目で見るとずっと増えていく感じになっています。
これは私がセミリタイアした2017年から8年ずっと続いています。株式相場が好調なことが最大の理由ですね。
逆に株式相場が低迷するとずっとお金が減っていくということがあるかもしれません。
株式投資によってお金が減らないパターンもありますが年金受給すると「年金額>支出」になればお金は減らないですよね。
これらを複合すると「年金+運用益>生活費」となればお金は減らないことになります。
多くの人はここを目指していくべきでしょう。
お金が減ったとしても余ることがほぼ確実な資産規模
人には寿命がありますからいつまでもお金を持ち続けることはできません。しかし寿命がいつかわからないことも事実としてあります。
ただ寿命がわからないといっても概ね100歳を目処にお金が余ることがわかっていればお金の不安はほぼないのかなと感じます。
私も資産寿命をシミュレーションする時は100歳を目処にお金が足りるかどうかを確認しています。
つまり「(100-現在の年齢)×年間支出」の資産があればお金の不安はほぼないと言って差し支えないでしょう。
例えば50歳で年間支出が240万円の場合は1億2000万円となります。こんな大きな資産を持つことはできないと思う人が多いでしょうが年金も資産ですからここから差し引くことができます。
私の場合は年120万円なので65歳から100歳までの35年間で4200万円の資産を持っていることになります。
つまり50歳で1億2000万円-4200万円の7800万円ということですね。
「収入>支出」がずっと続くと感じることができればお金の不安は消える
収入=労働、株式投資、年金など
支出=生活費、税金、社会保険料など
お金のことを気にしないというのは無理があるので「収入>支出」がずっと続くであろう状態を作ることがお金の不安をなくす最も効果的な手段だと考えられます。
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