【バケツ戦略】安心できる資産の取り崩し方

2025年3月21日金曜日

資産運用

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バケツ戦略とは資産を3つのバケツに入れて管理する方法です。

バケツ戦略の概要

◆短期バケツ

目的:毎月の生活費

大きさ:生活費の1~3年分

資産:現金

◆中期バケツ

目的:数年以内に必要になる資金及び長期バケツの運用が振るわない時の補填

大きさ:生活費の3~10年分

資産:債券、バランスファンドなど

◆長期バケツ

目的:将来の資産拡大を目指す

大きさ:短期及び中期バケツ以外の資金

資産:株式、REITなど

バケツ戦略の概要はこんな感じになっています。

短期バケツの現金と長期バケツの株式は概ねすぐに決められる人が多い気がしますが中期バケツは人それぞれいろんなパターンが考えられますね。

人によっては中期バケツに株式やREITを入れるかもしれません。

短期、中期、長期のバケツにどの資産を選ぶかは性格があらわれると感じます。

バケツ戦略の運用方法


出典:https://www.schwab.com/learn/story/phasing-retirement-with-bucket-drawdown-strategy

短期バケツは毎月の生活費を担いますから常に減っていくことになります。この短期バケツを常に満タンにするために長期バケツから補充します。

中期バケツはあらかじめ決まっている支出、もしくは長期バケツの運用が振るわないときに減ることになりますから長期バケツの運用がうまくいっていれば減ることはそうそうないでしょう。

決められた支出の日が近くなり長期バケツの運用がうまくいっていれば補充することになります。

ただ長期バケツの運用が常にうまくいくとは限りませんから最悪中期バケツはすっからかんになる可能性もあります。

長期バケツの運用がうまくいかない期間が長くなると仕方なく取り崩すしかないのですが資産寿命が短くなるのでできる限りしない方がいいですね。

そうすると株式の暴落から回復までの期間の資金を中期バケツに入れておくことが必要でありこれまでの歴史を振り返ると5年分の生活費を準備しておけば事足りるでしょう。


出典:https://myindex.jp/study/data/crisis.html

私のバケツ戦略の中身

結論は次の通りです。


◆短期バケツ

普通貯金:生活費2年分

◆中期バケツ

個人向け利付国債(変動10年):生活費5年分

◆長期バケツ

証券口座内の現金:生活費1年分

株式(日本個別株・ETF・投資信託):上記以外の資金

・補足

中期バケツの目的として「数年以内に必要になる資金」というのがありますが私の場合は生活費に組み込んでいるので株式暴落から回復までの資金のみで良いと判断しました。

中期バケツに高配当株やREITのような価格変動のあるものを入れてしまうと管理が難しいと考えて個人向け利付国債(変動10年)のみにしています。

長期バケツに「現金」とありますが株価が暴落したら個別株はやはり買いたいという欲望があるので長期バケツ内で資金管理できるようにしました。

株を買い過ぎると最悪ゼロになりますがそれはそれでいいと考えています。

この長期バケツの現金を短期や中期バケツの資金と混ぜるとややこしくなるのでおすすめしません。また働いている方や何らかの十分なキャッシュフローがある場合はこの現金は必要ないと考えています。

私のバケツ戦略の運用方法

上記の通常の運用方法と特に変わりはありません。

長期バケツの運用が良いときはここから短期バケツへ、悪いときは中期バケツから短期バケツへという流れになります。

中期バケツが減ったときにはこれも同じく長期バケツの運用が良いときに補充するということになりますね。

短期バケツへ補充するタイミングですが毎月が良いようにも思うのですが半年ごとでも特に問題ないと感じるのでここは各人のお好みでいいでしょうか。

ただ1年に1回は資金移動をしておきたいですかね。

関連記事:【もう迷わない】インデックス投資の最適な取り崩し方

あとがき

バケツに分けるというのはわかりやすい説明ですがセミリタイアをしている人であれば概ねこのような運用方法になっているのではと感じました。


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