仕事が嫌いだ、仕事を辞めたいという声を聞くことがここ最近とても多くなったような気がします。たぶん数十年前もあったのかもしれませんが今ではSNSの普及でそういった情報が簡単に目に入るようになりました。
そんなに仕事するの嫌なのかな?
これが私の率直な気持ちなんだけど、こういうとそれはあなたがうまくいったからでしょみたいなことを言われます。たしかにそういった側面もあるんだけど何もかもがうまくいくということはあり得ません。
何かしらの失敗や自分ではどうにもできないことを乗り越えてきたからこそ今があるわけです。仕事がうまく行かない人は努力していないわけではないけど、なんかズレてるなって感じることも多いわけです。
一言にやりたい仕事と言ってもそれができるまでには何段かのステップを踏む必要があります。特別なスキルでもない限り一足飛びにその場所に立つことは不可能です。
やりたい仕事ができるまでの段階を整理してみたいと思います。
1 お金のためにする仕事
誰もが通る最初の仕事の形になります。生活するためにはお金が必要ですから働かなければなりません。多くの方はサラリーマンという雇用労働者になるのが一般的ですね。ここでの仕事はやりたくなくてもやらないといけない度合いが強いでしょう。
2 もらえるお金が少なくてもいい仕事
ある程度金銭的に余裕が出てくると仕事を選べるようになります。たくさんのお金をもらう仕事はやはり責任がのしかかります。責任が増えると必然的に業務量も多くなりがちで比例して働く時間も長くなりがちです。
この働く時間というのは実質の時間もありますがそれ以外の時間にも仕事のことで頭を使うことが多くなるでしょう。
そう考えるともらえるお金が少ない仕事というのは責任が軽い仕事になりますね。
3 お金の量に関係なくする仕事
雇用労働者になればもらえるお金の量がゼロになることはありません。しかし起業したりすると最悪ゼロの場合もあり得ますよね。それでもやりたい仕事というのは本当に自分が好きでやりたいことなんだと思います。
得られるお金が発生しないことを仕事と呼ぶのかどうかはちょっとひっかかりますが、誰かの役に立つということを考えれば仕事と呼んで差し支えないと思います。
4 仕事だと思っていないけどお金をもらえる仕事
いわゆる趣味や好きなことが仕事になったパターンでしょうか。スポーツ選手や芸能人はこれに当てはまるかもしれません。この状態が仕事の最終形態でしょう。ただしこの状態になるにはそれ相応の努力をしないと厳しいでしょうね。
私はどの段階だろうか?
たぶん3なのかなと思っています。今からでもお金をたくさんもらえる仕事に就くことはできますがそこには責任が増えたり、多くの時間を拘束されてしまいます。
そういった仕事はもうしたくありませんから自分のスキルを活かせる、かつ自分の裁量が十分に適用される仕事がいいですね。こういった理由から私はアルバイトをしています。
仮に責任もなく時間拘束もなくたくさんのお金をもらえる仕事があるのならいいですが現実的にはそういった仕事はありません。
4に行ける人はかなり少ないと思うんですよね。だから私は3のポジションのままでいいかなと考えています。
やりたい仕事ができるまでの難易度(最大10)
1 お金のためにする仕事(難易度1)
2 もらえるお金が少なくてもいい仕事(難易度3)
3 お金の量に関係なくする仕事(難易度8)
4 仕事だと思っていないけどお金をもらえる仕事(難易度10)
これは私のイメージですが(2 もらえるお金が少なくてもいい仕事)→(3 お金の量に関係なくする仕事)までのハードルがかなり高いと思うんですよね。
(3 お金の量に関係なくする仕事)→(4 仕事だと思っていないけどお金をもらえる仕事)に行くには特殊なスキルが必要になるでしょうからこの段階は多くの人は無視していいと考えています。
最終的なゴールは(3 お金の量に関係なくする仕事)になりますが、ここにたどり着くにはやはりある程度のお金が必要になります。その為には雇用労働から得られるお金だけではなく他の場所からもお金を得ていかないと厳しいですね。
あなたはどの段階にいますか?