資産運用はおそらく死ぬまで続けるつもりですがその形については60歳ぐらいまでに決めておきたいと考えていました。これは老化による判断が鈍くなるかもしれないこと、シンプルな運用にしておきたいと感じていたからです。
幸いにして2024年から新NISA制度が始まります。生涯上限枠1800万円を最短で埋めることができたとしても5年(年間上限枠360万円)かかります。2028年といえば私は57歳になっているのでいい機会だから資産運用を最後の形にしたいと考えています。
運用の中心はもちろんインデックス投資です。インデックス投資の出口戦略で注意しなければならないのはSRR(Sequence of Return Risk)シークエンス・オブ・リターン・リスクですね。
関連記事:【インデックス投資の出口戦略】4%ルール取り崩しはSRRに注意
4%ルールの破綻を回避するためには現金クッションと利回りシールドという考え方があります。
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これらを考慮して資産運用の終わりの形を考えてみました。
結論から先に言うと次のようになります。
・現金 年間支出の3.5倍
・インデックス投資 年間支出の25倍
年間支出が240万円の場合は現金840万円、インデックス投資6000万円となりますね。
57歳でこのような形にしておくことで老後は乗り切れるんじゃないかと考えています。年金受給を何歳にするのかはまだ決めていませんが仮に65歳から受給すると年金定期便では年120万円となっていました。
年金受給がはじまるとかなり楽になりますね。このあたりはセミリタイア当初から考えていた通りです。
関連記事:第三部 セミリタイア後の資産運用
ちなみに年金を考慮しない場合の資産寿命はこのようになります。
出典:セゾン投信(https://simulation.saison-am.co.jp/asset/simulation)
労働収入が潤沢にあるわけではありませんから基本的には現在ある資産から順次移動するという形になります。具体的に言えば日本個別株などを売却して投資信託を購入するということになりますね。
さて生活費に関しては上記の資産運用の形でまかなえると考えているのですがそれ以上に資産があるという嬉しい誤算ができれば簿外管理として日本個別株を保有する予定です。
移行期間は5年あるので粛々と実行していきたいと思います。
【この記事を書いた人:クロスパール】
1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。
セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。
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【インデックス投資の出口戦略】4%ルール取り崩しはSRRに注意
4%ルールを盤石のものとする為に現金クッションと利回りシールドの概念は知っておいても損はないでしょう。こういった考えをもとに自分なりにアレンジしていくことが破綻を回避する近道だと思います。
【インデックス投資の出口戦略】4%ルール破綻を回避する現金クッションと利回りシールド
インデックス投資の出口はどうすればええんや?と思っている方におすすめの記事です。
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