日経平均株価は先週末から大荒れの展開となっています。このような大きな動きからやがて落ち着いていきその後に上か下かに動きだすことが多いです。
このどちらかに動き出すことを「トレンド(株の動く方向)が出る」といった言い方をすることがあります。
いろんな解釈があり何が正解だったのかはあとになってからでないとわからないんですけど、ここでは私が考えるひとつの判断方法を挙げてみますね。
インデックス投資のように長期運用の場合はほとんど関係ないですが短期トレードをする場合は戦略を立てやすくなるはずです。
なお毎回判断が正しいとは限りませんが方向性を知る確率は上がるのではと考えています。
日経平均株価をレンジ(一定の幅)分けしてみる
出典:株探(筆者が書き足しています)
赤線は抵抗となる株価で緑の枠はレンジの長さを表しています。
赤線の抵抗は上昇及び下落の抵抗線になります。
緑の枠のレンジの長さは抵抗の強さを表しています。(枠が横長になるほど強い)
トレンド判断の考え方
実際の数字を使用した方がわかりやすいでしょうから現在の日経平均株価を見てみます。
2024年8月6日の終値は34675円です。
34000円の抵抗線の上にあるのでここで下落が止まる可能性があります。しかし緑の枠(一番上)を見てみると横幅が狭いですよね。
その下の28000円、24000円、18000円と下に行くほど緑の枠の横幅が広がっているのがわかります。先ほども言いましたように横幅が広くなればなるほど強い抵抗体になります。
※下に行くほど強い抵抗体になるわけではありません。今回はたまたまそうなっています。
トレンドが下に向くと34000円と28000円の抵抗体は弱いですから24000円まで行く可能性があると考えています。
トレンド転換の判断
これは終値ベースで3日連続でどの位置にいるかによって判断します。
例えば3日連続で34000円を超えているのであれば34000~40000円のレンジにいると判断でき上昇トレンドに移行する可能性が高い。
3日連続で34000円を下回るのであれば下落トレンドの可能性が高いと判断します。
しかし3日連続できれいに株価が推移するまでにほとんどは行ったり来たりします。いわゆるトレンドが出ていない状態ですね。
株式相場はレンジ7割、トレンド3割と言われていますから自分なりの判断基準を持ちうまくトレードしていきたいですね。
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