若者全員ではないけどたまに新卒社員が入社してきた時にたまに正しさを高々と貫く主張をする社員と出会うことがあります。
率直な感想としては「それはそれで正しいと思うけど実現可能なの?」ということです。
今までやってきた仕事のやり方がすべて正しいかと言われるとそうではないと考えていますがじゃあ正しいやり方を今からやりましょうと言ってすぐにできるほど会社のシステムは簡単ではありません。
当たり前ですが会社の歯車のひとつひとつは人間が担っています。やり方を変えるということは携わっている多くの人たちに影響を与えるということです。
プラスの影響ばかりならみんなが賛同しますがそういったことはほとんどんく業務量が一気に増えてしまうというマイナスの影響も出てくる人がいることでしょう。
こう考えるとどんなに正しいやり方であってもそうそう簡単に変えることができないのはすぐにわかるはずです。
しかし「正しさを主張する若者」はここの部分がごっそり抜け落ちているんですよね。
だから結果的に今までと変わらないということになり、自分の言ったことが採用されないと不満を感じてしまうことになります。
不満を感じて転職もしくは退職して起業するなりすればいいんですけど得てしてこういう人ほど会社に長く在籍するんですよね。最終的には退職していくでしょうけど。
たぶん数年経った頃にはトラブルメイカーやできない社員というレッテルが貼られていることでしょう。
私も過去に何人かこういった人たちを見てきましたがやっぱり仕事ができない社員という印象が強いですね。
それはなぜかというと「仕事は一人ではできない」ということに尽きます。
自分一人で完結できる仕事なら自分の正しさをとことん追求すればいいんですよ。誰にも迷惑をかけないし責任を取るのも自分だからです。
しかし会社組織では自分完結でできる仕事なんてないんですよね。
簡単に言えば協調性がないと仕事ができる社員にはなれないということです。
私が見てきたそういった新人はみな退職していきました。
ある意味当然の流れだと感じます。
「正しさ」は諸刃の剣だということを理解した上で使った方がいいよとアドバイスしておきますね。
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