インデックス投資を続けることができない理由を大別すると次のようになるでしょうか。
・過度なリターンを期待してしまう
・暴落時に怖くて売却してしまう(リスクヘッジができていない)
全世界株式の30年年率平均は+9.4%
NISAで大人気のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称オルカン)の指数である MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI) (円)の30年年率平均は+9.4%です。
出展:my index(https://myindex.jp/data_i.php?q=MS1025JPY)
これは毎年この数字ではなく30年の平均になりますから年単位で見ると良い時も悪い時もあります。
つまり年リターンが+9.4%以上ある時はかなりラッキーな年と言えるでしょう。
+10%すると1000万円投資して100万円プラスになるということですね。
この数字の変化が多いか少ないかということですが個別株なら当たれば1年でいや数か月で倍になったりすることもあります。
そういったものと比較するとかなり少ないと言えるかもしれません。
投資をしているとどうしてもインデックス投資以外にも目が向いてしまいますからリターンの大きいものに浮気してしまう可能性もあります。
インデックス投資は短期間で2倍なったり3倍なったりするような投資法ではありません。
だから過度なリターンを期待し過ぎると物足りなくなって継続できなくなるのかもしれませんね。
インデックス投資のリスクヘッジ
暴落時に怖くて売却するのはインデックス投資だけではないけど配当金や株主優待がないインデックス投資の場合はメンタル的に持たない人が多くなる可能性はあるでしょう。
いわゆる「リスクヘッジ」ができていれば問題ないですが相場が暴落してから準備できるものではないので普段からの備えが必要になるでしょう。
リスクヘッジの方法は次の2つしかないと考えています。
・暴落しても問題ない資産を保有
・暴落から回復するまで待てること
「暴落しても問題ない資産を保有」については資産規模がかなり大きいということを意味するので資産形成期には該当することはないだろう。
十分な資産規模を築くことができているのなら投資をしなくても問題ないと言い換えることもできるでしょう。
「暴落から回復するまで待てること」については複数の収入源、安定した収入源があるのならいいけど株価が暴落しているということはその収入源自体が不安定になっている可能性があります。
だから「現金相当」を持つというのが合理的なリスクヘッジになると考えています。私の場合は預貯金および個人向け国債変動10年を保有しています。
これをどれぐらい持つかは人によって違ってくるでしょうが年間支出の5年分あれば十分ではないかと考えています。
インデックス投資を続けるコツまとめ
・過度なリターンを期待しない
・現金相当を年間支出の5年分保有
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