少し前にこんな記事がありました。
独身者の「FIREして早期リタイヤ」はズルいのか…「自分の死後はどうでもいい世代」を生み出した日本の末路
なかなか考えさせられる記事でした。
結論から言うと独身者のFIREは全然ずるくないと考えていてむしろ必然とすら感じます。
私の世代(現在アラフィフ)より下は徐々に子供を持つ家庭が少なくなってきていると感じます。そもそも結婚すらしない若者も多くなってきてますよね。
これには結婚せずとも自分の好きなことだけをやっていた方が幸せだという価値観もありますが不安定な雇用かつ低所得な状態では結婚なんて考えることができずに少子化が進んだのは間違いないでしょう。
独身者がFIRE思考になるのは自分のことだけ面倒をみればいいので夫婦や子あり世帯と違って資産的にも容易度が増しますよね。
生活していくにはお金が必要になってきます。またお金という要素はかなりの大きさを占めるでしょうからここをクリアすればいっきにFIREへと進むことができます。
そう考えると独身者がFIREを考えるのは妥当だと思うんですよね。
少子化対策をしたければ若者の所得を増やして安定した雇用を作ることが第一ですがまったくそのようにはなっていません。
少子化対策と名を打って何年になるでしょうか?
本当に少子化対策をしたいのか怪しい限りですよね。
「独身者が増えると人手不足になりインフレ圧力をもたらす可能性がある」とリンク先記事ではありますが本当にそうでしょうか?
いくら独身とはいえばそれなりの資産が必要になりますから正社員は嫌でもアルバイトで生活できるぐらいの資産で正社員のレールを降りるセミリタイアに移行するのが多いのではないでしょうか。
そうすると数が増えても人手不足を補うことができるのではと考えています。実際の人手不足というのは簡単に言うと企業側が「安くて長く働ける人が欲しい」という願望があるからでしょう。
そこを改善すれば人手不足なんてなくなると思いますけどね。
またFIREできる人であればそれなりに稼ぐ力もあるわけで結婚をするかしないかは自分で判断して決めていることが多いでしょう。
つまりFIRE思考になる独身者は概ね低所得であることが推測されるのではないでしょうか。
しかし世間一般的に言えば働いていない60歳以下の独身者が悠々と生活しているのは気に食わないと感じる人もたしかだと思います。
だからFIRE・セミリタイア生活している人はひっそりと暮らすぐらいで丁度いいんだとおもうんですよね。
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