地動説の証明に信念と命をかける様を描いたアニメ「チ。 ―地球の運動について―」を見終わりました。
地動説以前は天動説が信じられていました。
いつ頃まで信じられていたかというと今から約500年ぐらい前のようです。日本で言うと室町・戦国時代にあたります。
そう考えると地動説は比較的新しいものであると感じてしまいますね。
アニメでは地動説を主張した多くの人が異端として裁かれます。拷問はもちろんのこと火あぶりの刑として焼かれる場面もありました。
アニメを通して感じたのは人間の情熱と愚かさです。
どうしても抗えない衝動というのでしょうか。未知なる発見をしたときにどうしても解明したいという欲望からは抗えないのだと感じました。
ここでは地動説の証明になりますが一人の人間の命が潰えても潰えてもあとに続く人が出てきて最終的には地動説を証明することになります。
まさに人の思いがつながっていたということですね。
その反面といいますか一度信じたものに取りつかれてしまう愚かさも露呈しています。
地動説を絶対に認めない天動説派が大きく勢力を伸ばし徹底的に自分たちに従うように世界を作ります。
ハッと気づいたのですがこれって田舎の雰囲気とそっくりだなと感じました。
何か新しい発見があったとしても検討すらしない。間違っていると決めつける。
「信じるものがある」ということは良いことですがそれ以外を受けつけないということは成長を大きく妨げる原因になると考えられます。
違う意見でも受け入れて検討してみてやっぱりダメだというならわかりますが初めから受け入れないのは良くないですよね。
アニメに戻ると初回に出てくる神童・ラファウでさえ自分の信念に取りつかれていたのかと思うと人間って思い込みの激しい生き物なんだなあと感じました。
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