小説「暁星」から見える切なさと強さ

2026年4月8日水曜日

日記

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湊かなえ「暁星」を読了しました。

結構分厚い本だったけどあっという間に読んでしまい読後の余韻が漂いました。

あらすじなどはネットで検索してもらうとして感想を書いてみたいと思います。

◇たった一人でも信じてくれる人がいたら強くなれる

物語は手記と小説で進みますがどちらの書き手も孤独を感じています。

その中で数回しか会ったことがない相手を信じれることで強く生きていきます。

これは小説の中の話だけど現実にも通じるものがあると感じました。

既婚者よりも独身の方が寿命が短いという統計があるようですがこれは孤独に起因していると思うんですよね。

誰かと何かを通じて交流しているだけで心に潤いができるし、その関係が信頼関係の高いものだともっと心が潤い豊かになると感じます。

私の場合は妻になりますがいつどんな時も自分のことを無条件で信じてくれて応援してくれる存在を感じることができるならこれほど心強いことはないでしょう。

◇誰しも多面性を持っている

これは当たり前と言えば当たり前なんだけど自分の内から発散され自分で認識できる多面性と他者から見た時に感じる多面性があります。

小説では後者で描かれていて、あれこの人はあの人だよなって感じる部分がありました。

自分は普段通り何も変わらずに過ごしているのに見る人によってはまったく違った人間性が見られるっていうのは自分ではコントロールできないので悪い方に見られてしまうのは困りものですよね。

一人の人間に多面性があることはもちろんですがどちらかと言うと他者から見られる多面性の方が比率としては高いんだろうなと思います。

自分を見るのは自分以外の人の方が圧倒的に多いわけですからね。

この他者から見る多面性に一貫性があればあるほど信頼度は高まる気がします。

◇暁星の感想

「切なさ」が余韻として残りました。

何が間違っていたのか、何も間違っていなかったのか、現実の人生にもそういったことを感じることはあると思うけど最後には生きてきて良かったと思える人生を歩みたいと強く感じました。



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