住宅でよく議論が起こるのが購入か賃貸かということですね。どちらにもメリットデメリットがありますからよく考えて選べばいいと思います。
経済的な比較をされることが多いですが重要なのはそこではなく満足感や納得感があることを大切にした方がいいと考えています。
賃貸派の言い分として将来的には空き家が増えるので賃貸には困らないというのがありますがこれはある意味本当ですが実際には難しい面があると思うんですよね。
今日はそんなところを書いてみます。
将来的とはいつなのかを考えると年金生活が始まってからだと考えています。年金が十分にある場合は問題ありませんがそうでない場合は保証会社の審査に通る確率は低くなるおそれがあります。
またURは一定の資産があれば入居できますが住みたい場所にあるとは限りません。
保障会社を通じて大家に連絡が行きますが高齢者を嫌う場合もあるでしょう。
賃貸の懸念点のひとつとして設備の変更やリフォームが簡単に出来ないというのがあります。例えば風呂場に手すりをつけたいといった些細なことでも大家の承諾がないとできません。
当たり前ですが賃貸の場合はすべてが大家主導になってしまうので実際には生活するのに不便なことが多くなってくるかもしれません。
生活範囲に好みの物件(家賃・設備など)があり審査が通ればいいですがそうでなければ年を取ってからの賃貸生活は厳しいと思うんですよね。
不動産セールスでよく言われる家賃よりも買った方が毎月の支払いは安くなるというのはいくらでも数字を加工できますが賃貸の場合は設備の修繕や物件の維持費などを大家が負担しているのでその分家賃にプラスされています。
独身で自分はどんな場所でも住むことができるというのであれば問題ありませんが配偶者がいたり二世帯で住みたいということがあれば持ち家も選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
空き家が増えるのは間違いないと思うのですが自分が賃貸に住めるかどうかはまた別問題だと思うんですよね。