私はこれまで資産を管理するのにバケツ戦略を採用していました。
【セミリタイア実践】バケツ戦略で資産運用を最適化!私の事例と賢い資金管理術
これはこれで素晴らしい方法ですが昨今のインフレ加速と流動性に問題を感じたのでバケツ戦略をさらに簡略化して資産を管理していくことにしました。
バケツ戦略では短期、中期、長期の3つのバケツに分けて管理します。私は短期は預貯金、中期は個人向け国債にしていました。
年間支出の2年分を預貯金、5年分を個人向け国債にしていたのですがインフレが進めば進むほど現金の価値は減少していくことになります。
さすがに年間支出7年分の現金相当は持ちすぎではないかと感じたんですよね。
もともとこれだけの現金相当の資金を保有していたのは株価が暴落した時のことを考えていたからでした。株価下落時は株式の取り崩しでなく現金を使用した方が資産寿命が延びるからですね。
しかしインフレの加速により年間支出7年分の現金相当は機会損失になっているのではと感じました。株価暴落のことを考えなければなりませんからフルインベストメントというわけにはいかないので年間支出3年分を現金で持つことにしました。
リーマンショックの回復には約5年を要しているので年間支出5年分の現金でもいいかなと思ったのですが取り崩しの2.5%ルールに従えば資産枯渇は気にしなくてもいいとわかったので現金は年間支出3年分で十分だろうと判断しました。
インフレ時代の資産防衛──無リスク資産を「年間支出7年→3年」に見直した理由
ここまではインフレによる現金価値の目減りを気にしての話でしたが冒頭にある「流動性」についてここからは書いていきます。
バケツ戦略として短期バケツに預貯金、中期バケツに個人向け国債としていました。一見何の問題もないように見えますが個人向け国債は私が解約手続きしないと使えない資金なんですよね。
つまりお金はあるけど使えない状態だということです。
私が手続きできない状態はどんな時だろうと考えたのですが認知症や意識不明、体が自由に動かせない状態が該当するのではないかと思います。
認知症はある程度事前にわかる気がするし、なる前になんとか手続きをできる気がしますが後者二つはいきなりなる可能性もありますよね。
そうすると医療費がかかってくることになりますが元のバケツ戦略だと短期バケツの預貯金が年間支出2年分しかないので心もとないと感じました。
先ほども言ったように5年分は多すぎると感じるので間を取って3年分とした次第です。
インフレと流動性を考慮して今後はバケツ戦略を簡略化して資産を管理していきます。
具体的にはこんな感じになります。
・毎月初めに預貯金を年間支出3年分以上にする
・上記以外のお金は株式で運用する
私にとってはこの方法がシンプルかつ機能的な管理方法だと思います。

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