久しぶり？にFIRE特集があったので予約して見てみました。内容はとても良かったと思います。ただいくつか気になった点もあったのでその辺を書いてみます。
FIREという生き方ができるようにするにはどうすればいいのかというセミナーがあるようでとても盛況なようでした。もし近くでそういうのがあれば参加してみたいですね。
資産形成で言えばより少ない支出でより多い収入を目指し資産運用でお金を増やしていく、FIRE後の生き方はどうすればいいかをよく考えておくということぐらいしか話すことはないと思うんだけどどんな風な内容かは気になりますね。
そうそうFIREしたはいいけど虚しくなりFIREしない方が良かったという人も出ていましたがこればっかりはやってみないとわからないので何とも言えない部分だと感じます。
私は特に何をしたいって考えていたわけじゃないけど自分が好きな事（読書・映画・ドラマ・パソコン・旅行など）の時間を増やしたいとは思っていました。特別なことは何もないけど今の生活はとても満足していますね。
彼女と同棲して過度な節約でFIREを目指す人も出ていました。とにかく働かないために1円でも惜しんで節約といった感じでしたが私的にはしんどそうだなと思いました。もっともその人にとってはそれ以上に働くことがしんどいんでしょうけど、過度な節約はちょっとやりたくないかなあ。
そもそも私は仕事大好き人間だからそういった人たちの感性とは違うんだなと感じました。
FIREしてからやっぱり働くというのはありだと思うんですけどオンライン面接の一部が放送されていて「この年収じゃないとダメだというのはありません」というやり取りがあったんですよね。
企業側からするとあまり好ましくない回答のような気がしました。番組内では内定が出ていましたが私が採用担当なら採用しないかなあ。
仮に年収1円で契約しますと言われても断れないわけですよね。ボランティアだったらいいけど会社の利益に貢献出来なさそうな気がします。そうすると長く続けられないんじゃないかなあ。
投資経験者の37％が元本割れを経験しているとあったんだけど少なすぎない？と思いました。感覚的には90％以上が経験してそうな気がするんだけどそうでもないのかな。
希望を持って働く為に仕事の満足度、仕事内容、給与、人間関係、ワークライフバランス、会社という6つの項目が挙げられていましたがこれらをバランスよく満足できる環境で働くのはかなり困難な印象があります。
優先順位をつけていくことになるでしょうが、それでも厳しい状況になりやすいのではないでしょうか。そもそもこれらのバランスが取れている人はFIREなんて考えないでしょうからね。
今後は「働き手主体」の働き方にしていかなければならないという意見がありましたが正直無理でしょう。ここはあまりに理想論過ぎて口をポカンと開けてしまいそうになりました。
尖ったFIRE論もなく全体的にいい内容だったと思います。FIRE後の就職は転職と何が違うのかという意見もSNSで見ることがありますがFI（Financial Independence：経済的自立）している状態で仕事をするのと生活する為にお金を稼ぐ必要があるライスワークでは雲泥の差があるでしょう。
FIREというのは生き方のひとつですから合わない人も当然います。そういう人は再び働いてもいいと思うんですよね。重要なのはRE(Retire Early：早期退職）ではなくFIであるということではないでしょうか。
【この記事を書いた人：クロスパール】
1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。
セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。
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