絶望的な人手不足業界はこれまでしてきたことの結果だからしょうがない

2023年6月14日水曜日

日記

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最近絶望的な人手不足が深刻化しているようです。特に飲食、介護、観光業界ですね。

私は30年以上飲食業界で働いていますが感覚としてはずっと人手不足だったように感じています。今も同じ業界でアルバイトをしていますが人手不足は否めません。

コロナでリストラしたはいいが今になって仕事が回らないので復帰して欲しいということを打診する企業もあるようですが誰も復帰しないようです。

いやそりゃ当然でしょ。苦しい時に助けてくれなかったのになんで今更労働者側が助けないとダメなのと誰でも思うことでしょう。

こういう企業ってほんと神経疑っちゃうよね。

飲食業界の現在と昔を比べるとかなりましにはなっていると思います。私は一時朝6:00に出社、23:00に帰宅、休みは週1日という働き方をしていましたがもう今では体力的にも無理だしやりたいとも思いません。

SNSを見ていると建設業界もこのようなパターンが多そうだなと感じます。

人手不足の業界の共通点はとにかく安い賃金でこき使ってやろうという意思が見え見えなところです。昔はネットも普及していませんでしたからほんとに自分の周りだけの世界しか見えませんでした。

それが今ではSNSで可視化され一気に拡散されるのでいくらでも情報は手に入るようになりました。これは悪い情報も良い情報も手に入りますから当然のごとく悪い情報が流れてくる業界は働き手が少なくなります。

やりがい搾取という言葉がありますが昔はいたって平然と行われていましたね。

やりがいのある仕事というのは確かにあると思うのですがそれが押しつけになってしまってはやりがいとは言えなくなるでしょう。

先ほど私の一時の働き方を示しましたがたしかにやりがいはあったように感じます。特にスキルの向上を肌で感じることができたのは収穫だったし、そのスキルのおかげで今でも仕事に困ることはありません。

要は他人から押し付けられたやりがいではなく、自分からやりがいを感じることができるかどうかがポイントでしょうか。

求人広告を見ているとアットホームな職場、お金も大事だけど仕事を楽しもうみたいなキャッチフレーズがあります。一概には言えませんがこういった求人広告を出す会社はほとんどブラック企業でしょう。

仕事をする時に何を求めているかというと一般的にはお金ですよね。もちろんその他の要素もありますが同じような仕事であれば時給が高い方を選択するのが普通です。

その次に働く環境や自分に都合の良い時間帯の仕事ができるかといったところが入ってきてバランスの良い仕事場を選んでいくことになるでしょう。

人手不足解消のはじめの一手はまずは時給を上げることだと考えていますがそうできない事情もあります。日本では長らくデフレ経済だったので物やサービスを売る単価が低すぎるんですよね。

そうすると利益を出すためには人件費を削るのが一番手っ取り早いです。

最近ではインフレが進行していますがそれでも価格転嫁ができない業界もあります。こういった業界は衰退していくことが目に見えていますから少しでも値上げをしていくべきでしょうね。

さて時給が上げられないのならどうすれば人が集まるでしょうか。残されたのは働く環境と時間帯で調整することになります。

私は今アルバイトをしていますが時給900円で年平均にすると週3日の1日5時間勤務になります。時給に見合った仕事量ではありませんが働く環境と時間帯が自分にとって都合が良いので働くことができています。

思えばこれまでは働き手のニーズを考えての求人はあまりなかったように感じます。企業側の条件を飲める人は働きそうでない人は働かないという形だったでしょうか。

しかし今後は労働者が企業を選ぶ時代がくるような気がします。人手不足業界ではこれまで以上の努力というかまったく違った視点で人を求めなければ人手不足解消にはつながらないと思います。

一朝一夕にはできないでしょうけど少しずつでも努力していかなければじり貧になるのは目に見えていますね。

そもそも今人手不足になっているのはこれまで行ってきた結果なわけですから自業自得としか言いようがありません。

もう企業にとって都合の良い人材はいなくなったといっていいでしょう。


 


【この記事を書いた人:クロスパール】

1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。

セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。

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2017年9月(45歳)セミリタイア、その後鳥取に移住してのんびり暮らしています。資産運用の公式(収入-支出)+(資産×運用利回り)を守りながらインデックス投資を継続中。お金のことやセミリタイアの日常、ダウンシフトした働き方などを発信します。

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