セミリタイアする前は何度も何度も資産のシミュレーションをしていましたがその後は相場状況が好調だったのもありたぶん大丈夫だろという感じでシミュレーションをしていませんでしたがもう一度きちんとしておいた方がいいと感じたのでしてみることにしました。
セミリタイアを目指さなくてもライフプランを作成するときには同じようなことをすると思います。未来の予測は困難ですが楽観的な性格の人はゆるめの数字を使用しがちになり、悲観的な性格の人は厳しめの数字を採用しがちになると感じます。
私は楽観的な性格ではあるものの資産については厳しめの数字を採用するようにしています。今回は悲観シナリオ、普通シナリオ、楽観シナリオの3つでシミュレーションしてみます。
シナリオを複数用意するのはいろんなパターンを事前に知っておくことで微調整をしやすくなるからです。シナリオが1本しかない場合はそこから逸脱すると再度考えなければいけませんがそういった時は精神的にも不安定なことが多いですから正常な判断がくだしにくいでしょう。
シミュレーションするのはあらかじめ予測されたシナリオに出来るだけ近づきやすくするために非常に有効な手段だと考えています。
シミュレーションの前提条件
労働等の収入:0円
公的年金(65歳時):私117万円・妻100万円
年間支出:265万円(※1)
※1 基本年間支出240万円・特別費(旅行600万円・車400万円・家電250万円)の50年間の平均値を採用
運用利回り:年平均2.0%・3.0%・4.0%
悲観シナリオ(年金70歳支給3割減)
悲観シナリオのさらに悲観の運用利回り年平均2.0%では私が80歳の時に資産が枯渇してしまうようです。ただ現実的には3.0%を下回ることはないのではないかと考えているのでこれは本当に最悪のパターンになりますね。
グラフの左の数字が切れているのは意図的ですのでご想像にお任せします。(以下同様)
普通シナリオ(年金65歳支給3割減)
悲観シナリオと同様に運用利回り年平均2.0%では私が89歳の時に資産が枯渇してしまうようです。しかし年金を65歳支給にするとかなり資産寿命が延びるのがわかります。
楽観シナリオ(年金65歳支給満額)
無敵です。(笑)
シミュレーションを終えて
実際には運用利回り年平均3.0%を下回ることはないでしょうから資産が枯渇することはないと考えています。
その他のプラス材料として今回のシミュレーションでは労働等の収入を0円としていますが出来る限り働くつもりなので資産減少は多少ゆるやかになるはずです。
また公的年金は3割減としましたが実際にはそこまででもないでしょうし繰り下げ受給によるプラスも今回は考慮していません。
最後に年間支出についても国民年金保険料の納付が終了すればもっと少なくなるはずですからここもプラス要因になりますね。
お金の心配はなくなったと感じるので今後は健康で元気いっぱいで人生を楽しんでいきたいです。
【この記事を書いた人:クロスパール】
1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。
セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。
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