FIRE・セミリタイアを目指している方ならDIE WITH ZEROという本を読んだことがあるかもしれません。ベストセラーになっているので多くの方が読まれているでしょう。
本のタイトル通り死ぬ時は(お金)はゼロが望ましいという主張です。その理由がお金が余っているということはその分貴重な経験をする機会を失っているからというものです。
私もこの本を読みましたが共感できるところがたくさんありました。しかし現実はこの真逆とまではいかなくてもお金は余っていいと考えています。
ここ数年の流れとしてFIRE・セミリタイアを目指してお金を貯める増やすといったことがありますが私がセミリタイアした時はお金もそれなりに貯まってきたのでそろそろセミリタイアできるかなという感じでした。
今の流れのように意図的にお金を貯めてきたという訳ではなくお金を使わなかったので貯金をしたり投資をしたりでお金が増えてきました。
その中で貴重な経験を逃してきたかというとゼロではありませんが楽しい人生だったと自分では感じるのでそれほど無駄にはしていないと考えています。
たぶん私の場合はお金の量と自分が感じる幸せや体験がマッチしていないんだと思います。たしかにお金があることで選択肢は増えるかもしれませんが自分がやりたいことが増えるとは限らないのではないでしょうか。
まったくやったことがなくあまり興味もないけどやってみたら楽しかったという場合もなきにしもあらずですがほぼ皆無だと思います。そもそも自分が興味がないことをすることの方が苦痛でしょうからね。
私がお金を増やしてきた最大の理由は自分が嫌な事をしないで済むようにとお金が少なくて生活に困るのが嫌だったからです。
だからDIE WITH ZEROの著者の意見とは根本的にちょっと違うんですよね。
貴重な経験の為にお金を使うことは良いことだと思いますがそれが行き過ぎてお金に困ってしまう状態になれば本末転倒です。
そんなバカなことをする人はいないと思いますが私はお金がある方が精神的にゆとりがあって毎日を楽しく暮らせるタイプだと感じています。
だからお金がたくさん余って死んでしまっても後悔はしないと思うんですよね。
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この記事を書いた人:クロスパール
1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。
セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。
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