会社で部下をもった時や誰かに自分のして欲しいことを頼んだ時にその成果は100%満足できるものでしょうか?単発的に100%満足出来ることがあったとしてもそれが連続して起こることはほぼないと考えています。
何故なら自分以外の誰か、つまり他人が考える満足した答えと自分が考える満足した答えには差があるというか微妙に違うものだからですね。
結果が同じでもそこへ行きつくまでのプロセスに違いがあったり、満足度が違ったりもします。違う人間が考えるわけですから100%同じ道筋で同じ結果で同じ満足度になるはずがないんです。
しかし多くの人は「何でわからないんだ?」という感情を抱くのではないでしょうか?
私も昔はそういう感情を抱くことが多かったです。こんな簡単なこともできないのか? どういう思考をしたらそうなってしまうんだ?みたいなことは一時期よく感じていたことです。
でもブログやツイッターや書籍を読んでみたりした結果、人には人の思考や感情があるということがわかりました。文章にすると何を当たり前のこと言ってるんやとなりますがこれを理解している人って結構少ないと思うんですよね。
だから誰かに何かを任せたり、判断したりすることは100%自分の満足できる結果はほぼないということなんです。冒頭にも書きましたが単発ならあり得ますが常にということはあり得ないでしょう。
そういったことにストレスを抱える人も多いみたいですが、そういう生き方はしんどくないのかな?と感じます。いや昔の私もそうだったから人のことは言えないんですが本当にしんどいしストレスたまりまくりだと思います。
そんな状態を私がどうやって脱したかというと、初めから期待値を下げて考えておくことでストレスはほぼなくなりました。
100%満足できる結果がでないにしても90%や80%は期待してもいいだろうと考えている人は甘いです。そもそも違う人間がやることにそこまで期待値を上げてしまうことが間違いだと思うんですよね。
少なくとも80%以上の結果を求めるであれば自分でやった方がいいです。その方がストレスもありません。
もっと簡単に言えば誰かに頼んだことの成果が気に入らないのであれば自分でやれよってことですね。
私は期待値は60%が最大だと考えています。
60%が最大、つまり100点満点だと仮定すれば及第点であろう70~80点に相当する期待値は40~50%ぐらいになると考えらえます。だから自分の意図することは50%は結果としてあらわれないのです。
このことを踏まえて誰かに何かをやってもらうことを意識するとストレスはほとんど貯まらなくなりました。
もちろん何かを頼む誰かが自分の意図することをすごく理解してくれていつも60%以上の満足いく結果をもたらしてくれる場合もありますが、私からすればそれも例外で一般的に言えば最大60%の結果を出してくれれば自分の気持ちも満足できるという心構えの方が精神的にも楽だと考えています。
もし自分以外、いや自分も含めて他人への期待値を高く考えている人は期待値を下げることでとても楽になると思いますよ。
ちなみに私は自分自身には特に何も期待していません。何か特殊な能力や技術があるわけではないですからね。
【この記事を書いた人:クロスパール】
1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。
セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。
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