サラリーマンの多くは仕事さえしなければ自由になれると感じている人が多いかもしれません。実際私もそういうイメージを抱いていました。
FIRE卒業といった言葉も出てきているように自由というのをうまく活用できずに再びサラリーマンに戻る人もいます。
これは良し悪しではなく自分にとって自由というか心地よい状態はどのようなものかを探る過程なのかなと考えています。
FIRE・セミリタイアして得られる物は大別して2つあると考えられます。
一つ目は開放感ですね。
仕事を辞めたことにより今までの大きな制限が解けたのでまさに自由になった気分になります。しかし人間は何にでも慣れてしまう生き物なので自由がずっと続けばそれはそれでまた不自由と感じることもあるようです。
当初の清々しい開放感はあまり長く続かないということですね。
私に至っても一年ぐらいでその開放感はなくなり日常になりました。
二つ目は何をするかを自分で選べるということです。
経済的自由になればお金のことで生活に不安がなくなるので働いてもいいし働かなくてもいい、どんな仕事に就くのも自由です。
一分一秒の選択を自分の判断で決めることができます。
ただこれも選択肢が多くなればなるほどストレスを感じる傾向があるようですから一概に良いとは言いにくいのかもしれません。
私はセミリタイアしてからも一定のルーチンワークをこなすようにしています。起床や就寝時間を一定にすることで大枠を決めることができ、朝すること、昼すること、夜することの三つに区切って決めています。
こうすることで生活の軸が出来て自分の判断することを減らすことができます。
選択肢の多いことは良いことですがその判断にかかるストレスもあることから自分にあった適量を見出すことが心地よい状態を維持できる方法に一つであると感じます。
FIRE・セミリタイアは生き方の一つですからそこに縛られると不自由で落ち着かない人生になってしまうかもしれません。
自分にとって心地よい状態とはどんなものなかを考えることによってより良い生活を送れることになると思います。
FIRE・セミリタイアしていればそれを考える時間は十分にありますから存分に活かしましょう。
【この記事を書いた人:クロスパール】
1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。
セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。
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