サラリーマンとして働いていると会社から生産性や効率性を高める方針を聞くことがあるでしょう。企業は利益を上げたいわけですから当然のごとく労働者に求めてきます。
これはこれで至極まっとうなことなんですけどセミリタイア生活に関して言えばあまり当てはまらないと感じるんですよね。
私もサラリーマンの時は上記2点を意識して仕事をしてきました。だからそれなりに会社からの評価も高かった気がします。
セミリタイア初期はその流れを組み同じ思考でスタートした気がします。いったん染みついた思考というのはなかなか変えることが難しいものです。はっきりとは覚えていませんがたぶん3年ぐらいはそういった思考だったのかなと感じます。
しかしサラリーマン生活を終えて3年も経つとまた違った習慣が自分に身についてきます。
そもそも会社から求められる生産性や効率性はセミリタイア生活とはちょっと違ったものなんですよね。
セミリタイア生活で生産性や効率性を高めるといったらどういうことになるでしょうか？
自分のやりたいことにたくさんの時間を使いたいからこの道を選びましたが時間は無限にあるわけではなく1日24時間は変わりません。
そこに生産性（自分のやりたいことをたくさんする）や効率性（いかに短時間で済ませることができるか）を組み込んでしまうと1日24時間というリソースではまったく足りなくなります。
サラリーマンでは期限があるでしょうから生産性や効率性をひたすら高めていかないととてもじゃないけど結果を出すことができません。
他方セミリタイア生活の期限といえばやりたいことが出来なくなるまで、まあ端的に言えば死ぬまでということになるでしょうか。
期限が長いからダラダラするのは本末転倒ですがあまりにも生産性や効率性を重視しすぎると逆にしんどくなって満足度は下がる気がするんですよね。
それに私がやりたいこと（読書・ドラマ・映画・音楽など）は絶対に自分の持ち時間でやり切ることはできません。
そうすると必死にあせってするよりも自分の心地よいペースを掴んで生産性や効率性は落ちても満足度が上がる生活をした方がいいと感じるようになったんですよね。
今はセミリタイア7年目に入っていますが毎日がそれなりに充実していて幸せ感があります。
たぶん充実した人生を送るのにもっとも重要なのは取捨選択だと思います。
会社では自分で決められないことが多いですがセミリタイアすれば「自分の意思で決められる＝自分でコントロールできる」ことが多くなりますから満足度が高くなるのは必然かもしれません。
【この記事を書いた人：クロスパール】
1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。
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