セミリタイアにおけるバッファ(時間・資源的なゆとり、余裕)の取り方

2023年10月2日月曜日

セミリタイア

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セミリタイアを目指している人は何度もシミュレーションをしていることでしょう。私も同じようにしていたからよくわかります。そこで迷ったのがバッファ(時間・資源的なゆとり、余裕)の取り方です。

ライフイベントや大きな買い物はある程度予定して資金に組み込んでおかないとお金が足りなくなってきて不安に押しつぶされるかもしれません。

今回はお金の余裕の取り方を考察してみます。

お金はあればあるほど良いわけですがそうすると時間の余裕が削られていくことになります。サラリーマン生活を続ければ続けるほどお金は増えていきますが自由な時間は減っていくからですね。

だからお金の余裕を取りすぎるのにも注意が必要です。時間(=寿命)が短くなってお金を使えなかったら意味がないですよね。

お金はある程度万能ですが過度なリスクをカバーしてしまうと途方もないお金の量が必要になってきますからこの辺りの調整も必要でしょう。

セミリタイア生活と言っても人それぞれですからここでは私がどんなお金の余裕を取ったのかを書いてみますね。

定期的に必要なお金は必ず予算に組み込もう

私が定期的にお金が必要だと考えたのは冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの家電と車の買い替えです。どちらも10年ごとに家電は50万円、車は200万円を計上しました。

確率が高いライフイベントは予算に組み込もう

バッファを取る時に一番迷ったのがここでした。ライフイベントは生き方にも直結しますから未来をより鮮明にイメージしなければなりません。しかし5年先10年先ぐらいまでは見通せるかもしれませんが20年先30年先なんてわかりませんよね。

特に老後に施設に入るのか入らないのかは資金的に大きな違いが出てきます。だから見通せない将来だとしても現段階での自分の意思を反映したストーリーを描いて多くことが重要です。

私は直近のイベントとして旅行(年60万円)を組み込み、施設は入らない想定で計画しました。若い人ほど多くのライフイベントがあったり想定外のことが起こったりするのでなかなか見通しにくいですよね。

45歳でセミリタイアしたのは自分としては丁度いい年齢だったのかなと感じます。

当時のシミュレーションはこんな感じ



運用資金は3000万円で利回り年4%、労働期間は約10年間で生活費と同等の年240万円という設定でシミュレーションしていました。

年金は夫婦それぞれ65歳から受給予定でした。

今見ると危うさしかないですね(笑)

しかし当時はこれでも何とかやっていけるだろうという気持ちでセミリタイアしました。

セミリタイアにおけるバッファの取り方は生き方によって大きく異なる

お金で解決できるあろうでことをすべてカバーしようとすると膨大な資金量が必要になります。その代わりに時間はどんどん削られていきますから自分がどんな生き方をしたいのかを明確にしなければバッファをどれぐらい取ればいいのか決めることはできないでしょう。

時間は有限ですから決めるなら早い時期がいいですね。ある程度決めておけばその後の微調整もしやすくなります。


【この記事を書いた人:クロスパール】

1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。

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2017年9月(45歳)セミリタイア、その後鳥取に移住してのんびり暮らしています。資産運用の公式(収入-支出)+(資産×運用利回り)を守りながらインデックス投資を継続中。お金のことやセミリタイアの日常、ダウンシフトした働き方などを発信します。

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