資産運用の手引き1(家計簿編)

2024年2月13日火曜日

資産運用

t f B! P L

新NISAが始まり投資をしたいという声がたくさん聞こえるようになりました。私も何人かから相談を受けたのですが「投資をしたい」の1点張りで何をアドバイスすればいいのか困惑したんですよね。

新NISAの制度や投資の方法を教えることは簡単ですがそれが良い方向に向かわない可能性が高いなら投資をしないという選択もあると考えています。

SNSでは家計簿やライフプランといったことを目にすることが多いですが一般的にはそういったことを全くやっていないことが多い印象です。

私は投資をする前に家計簿やライフプランを作ってからするべきだと考えています。そうしないとどれぐらい投資にまわせるお金があるのか、いつまでにどのぐらいのお金が必要なのかがまったくわからないからです。

現状や目的がわからないまま投資をしても続けるのは難しいと思うんですよね。大富豪が片手間に投資するのとはわけが違い一般庶民は使えるお金も限られているからです。

資産運用の手引きとして家計簿編、ライフプラン編、投資編を記事にしていきます。読者は主にサラリーマンを想定しているのでご自分の環境に合わせてお読み頂けると助かります。

今回は家計簿編です。

家計簿作成の第一歩は年間支出を洗い出す

我が家の家計簿をもとに説明していきます。


おそらくどの家庭でもこれぐらいの費目になるのかなと考えています。私はこの費目数でずっとやってきていますがまとめて減らしてもいいでしょう。

家計簿の目的は何にどのぐらいのお金を使ったかを把握することですから後から見直した時に自分がわかれば問題ありません。

我が家はオール電化ですからガスの項目がありませんがガスの場合はこれにプラスしましょう。自動車の費目は未保有でしたら削ってもいいですが今後保有する可能性があるなら費目として残しておくのもありです。

私はエクセル管理しているのですが費目数が変わると行がズレたりするので最下部に数行空白部分を入れておくのがいいかもしれませんね。

年金と健康保険の費目はサラリーマンなら天引きされていますがゆくゆくのことを考えて初めから費目として入れておくことをおすすめします。

このように費目ごとに月間支出、年間支出を洗い出します。

家計簿予算の決め方

年間支出が毎回予算内に収まるかどうかはわかりませんが予算を決めておくことでおおよその年間支出を把握することができます。

予算を決める前に削減できる費目があるか確認してみましょう。一般的にはスマートフォンを格安SIMにしたり余分な生命保険や医療保険を見直すというのがあります。

例えば車検などは毎年ある支出ではありませんが2年おきにあると考えて年換算、月換算していきましょう。もしざっくりとでもいいので家計簿をつけているのであれば5年間の平均額を割り出して予算としてみるのもありです。

予算を組むときに大事なことはギリギリの数字を入れないことです。ギリギリの数字を入れると何かイレギュラーがあった時に対応が難しくなります。

費目ごとの月間支出には必ずバッファ(余裕)を含めておきましょう。

我が家は実質年間支出200万円ぐらいなので50万円程余分に予算計上していることになります。

通常の支出と違い大きな支出として旅費、家電買い替え費、自動車買い替え費などがあります。こういったものも家計簿の予算として組み込んでおきましょう。今ではスマートフォンなども大きな支出になるのかもしれませんね。

収支がプラスになるように調整

当たり前ですが収支がプラスにならないと厳しいですから予算を組んだ後に収支がマイナスになることがわかればどこかの予算を削ることを考えてください。

収入を増やすという選択肢もないわけではありませんが支出を減らす方が簡単かつ確実なので予算削減をおすすめします。

できればボーナスを除外して収支がプラスになればいいですね。ボーナスは完全な予備費として温存できればこの上ないです。

あとがき

一般的なサラリーマンを対象として書いてみました。家族が増えればその分予算把握が難しくなりますがどこかで一度しておくと後が楽になるのでぜひ家計簿予算を考えてみて欲しいです。

次回は資産運用の手引き2(ライフプラン編)です。

コメント欄は原則廃止しました。X(旧Twitter)をフォローして頂ければ幸いです。

クロスパールhttps://twitter.com/crosspearl01



【この記事を書いた人:クロスパール】

1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。

セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。

金融資産3000万円までの道1~新社会人~


【セミリタイア】

セミリタイアするのにどのぐらいのお金が必要なのか?その具体的な必要資金を詳細解説。

【決定版】45歳でセミリタイアするなら必要資金は年間支出の20倍

セミリタイアすると多くの場合は国民健康保険に加入することになりますが国民健康保険料で適用される控除についてまとめています。

【国民健康保険料】住民税非課税世帯でも7割軽減されないことがある

セミリタイアの最大の懸念事項はインフレです。インフレ対策の王道は株式投資ですがその他の方法も紹介しています。

【インフレ対策】株式投資以外にもインフレ対策できる4選

セミリタイアとは少し違いますが人生後半戦に差し掛かる頃にはダウンシフトを意識した方が楽しい時間を増やせる気がします。

【減速生活】ダウンシフトの手引き

資産運用のシンプル化に伴い楽観、悲観、普通の3本のシナリオで資産寿命をシミュレーションしました。出来る限りバッファ(余裕)を取ることで想定外のことが起きても対応できると考えています。

【最後の逃げ切り戦略】セミリタイアの資産運用シミュレーション


【インデックス投資の出口の疑問を解決】

SRR(Sequence of Return Risk)シークエンス・オブ・リターン・リスクを知っていますか? インデックス投資の取り崩し時期にプラスのリターンが先に来るのかマイナスのリターンが先に来るのかでその後の結果が大きく変わるというものです。

【インデックス投資の出口戦略】4%ルール取り崩しはSRRに注意

4%ルールを盤石のものとする為に現金クッションと利回りシールドの概念は知っておいても損はないでしょう。こういった考えをもとに自分なりにアレンジしていくことが破綻を回避する近道だと思います。

【インデックス投資の出口戦略】4%ルール破綻を回避する現金クッションと利回りシールド

インデックス投資の出口はどうすればええんや?と思っている方におすすめの記事です。

【決定版】インデックス投資の出口攻略法


【日本個別株投資をするなら知っておきたい】

安心して継続保有できる日本株はどうやって探したらいい? そんな時はスクリーニングして自分好みの銘柄を選び出しましょう。

【最新版】罠銘柄を避ける!安心して長期保有できる日本高配当株の見つけ方

スクリーニングだけでは見つけられないお宝銘柄を発掘する方法。

【日本株】自信を持って保有できる銘柄を購入する為のステップを全公開

業種(セクター)を分散した方がいいって言ってもどの業種をどのぐらい保有すればいいんだろうか? そんな疑問にお答えする記事です。

【重要】日本株セクター分散投資のポートフォリオ


【地方移住・創生】

地方移住するときに気を付けておきたいことをまとめています。

【地方移住】鳥取移住のメリット・デメリット

地方創生が順調に進まない最大の懸念事項。

【地方創生】鳥取は過去の繁栄を取り戻すことができるか


【運気上昇】

運気を意図的に上昇させる方法があったら知りたくないですか?

【幸運を呼び込む】誰でもすぐに始めることができる運気を飛躍的に上げる方法13選


応援クリックをして頂けると更新する励みになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村



【Kindle Unlimited 読み放題】初回30日間無料体験


ブログ記事 キーワード検索

自己紹介

自分の写真
2017年9月(45歳)セミリタイア、その後鳥取に移住してのんびり暮らしています。資産運用の公式(収入-支出)+(資産×運用利回り)を守りながらインデックス投資を継続中。お金のことやセミリタイアの日常、ダウンシフトした働き方などを発信します。

ご意見ご感想 お待ちしています

名前

メール *

メッセージ *

QooQ