【最後の逃げ切り戦略】セミリタイアの資産運用シミュレーション

2024年1月1日月曜日

セミリタイア

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ここ数年はセミリタイア以前よりも資産のシミュレーションをすることはほぼありませんでした。たまにどんな感じかなあとしてみるけどだいたいこんなもんかとなんとなく納得していていました。

2024年から新NISAがはじまっていよいよ私もアセットアロケーションをシンプル化していこうと考えています。

日本個別株は最小優待株編成

シンプル化に向けて日本個別株をどうするのかを迷っていましたが昨年末に妻と相談して日本個別株は最小優待株編成で行くことにしました。

関連記事:日本個別株(116銘柄)の身の振り方を検討

保有継続する優待株は次の通りです。

ヒューリック(3003)

FCC(7296)

イオン(8267)

日本管財ホールディングス(9347)

アークス(9948)

2023年末の日本個別株の保有銘柄はこちらです。

【買いに買いまくった1年でした】日本個別株(116銘柄)

アセットアロケーション予定(2024年末)

日本個別株を売却した資金は預貯金と投資信託に振り分けます。リスク資産は毎日変動がありますが現時点での資金をそのまま振り分けると次のようなアセットアロケーションになる予定です。

投資信託は全世界株式と先進国株式。


このアセットアロケーションで資産寿命のシミュレーションをしてみたいと思います。

シミュレーションの共通条件

・年金納付額は年40万円(2人分)

・年金受給額(標準)は年120万円(私)、年100万円(妻)

・生活費は年金納付期間は年300万円、その後は年260万円

・特別費

旅行60万円×10年=600万円

家電買い替え100万円×5回=500万円

車買い替え200万円×2回=400万円

合計1500万円

・運用利回りは税引前

悲観シナリオ

年金納付65歳

年金受給70歳(3割減)

生活費

2024~2038年 300万円

2039~2071年 260万円

合計13080万円

特別費1500万円

年間支出平均(13080+1500)÷48年間=304万円



悲観シナリオでもそんなに心配いらないかなと思うのですがどうでしょうか。利回りに凸凹があったとしても3.0%を下回ることはないんじゃないかなあと思っています。楽観的するぎるでしょうか。

楽観シナリオ

年金納付60歳

年金受給65歳(標準)

生活費

2024~2033年 300万円

2034~2071年 260万円

合計12880万円

特別費1500万円

年間支出平均(12880+1500)÷48年間=300万円



さすがは楽観シナリオ!無敵です(笑)

ただ年金納付期間の延長がすでに話に出ているのでここは65歳までになるかもしれないですよね。

普通シナリオ

年金納付65歳

年金受給65歳(3割減)

生活費

2024~2038 300万円

2039~2071 260万円

合計13080万円

特別費1500万円

年間支出平均(13080+1500)÷48年間=304万円



悲観シナリオと楽観シナリオは両極端なので現実的にはこの普通シナリオになる可能性が高いのかなと考えています。

逃げ切り戦略まとめ

・年金納付期間が何歳までになるのか?

・年金支給額がいくらになるのか?

この2点が資産寿命に大きく影響してきますね。今回のシミュレーションでは労働収入は加味していませんから長く働けば働くほどに資産寿命は延びることになります。

今の仕事は続けられるだけ続けようと考えているので出来るだけ長く働いていたいですね。

ちなみに年金なしの場合(今後の納付なし)は年間支出平均は292万円となり資産寿命はこんな感じになります。


いろいろ言われている年金ですがやはり素晴らしい制度だと感じます。ほとんどの人は年金なしでは老後は生活できないでしょうね。

年金や株式相場の好不調と不確定要素はありますが適時支出を見直したりして乗り切りたいものです。今後も適度に節約してコストパフォーマンスの優れた充実した生活をしていきたいですね。

資産の取り崩し方についてはこちらをご覧ください。

【資産寿命の延ばし方】セミリタイアした私の資産を取り崩す方法

【参考書籍】

定年後のお金 寿命までに資産切れにならない方法

60代からの資産「使い切り」法 今ある資産の寿命を伸ばす賢い「取り崩し」の技術

資産寿命 人生100年時代の「お金の長寿術」

90歳までに使い切る お金の賢い減らし方



【この記事を書いた人:クロスパール】

1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。

セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。

金融資産3000万円までの道1~新社会人~


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2017年9月(45歳)セミリタイア、その後鳥取に移住してのんびり暮らしています。資産運用の公式(収入-支出)+(資産×運用利回り)を守りながらインデックス投資を継続中。お金のことやセミリタイアの日常、ダウンシフトした働き方などを発信します。

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