セミリタイアに赤信号が灯る懸念事項を完全払拭

2023年11月25日土曜日

セミリタイア

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2017年9月にセミリタイアした当初に懸念していたことが2つあります。

それはインフレと株価暴落です。

サラリーマン生活を終えると有り余る時間を持て余してしまう、つまりは暇になって退屈になり過ぎてしまうという懸念もネットではささやかれていますがこの点はまったく心配していませんでした。

セミリタイアした理由の一つにもっと趣味に時間を使いたいというのがありました。私の趣味は映画、ドラマ、読書、株式投資、ブログ、写真、散歩などですがこれらをする時間はいくらあっても足りません。

定年してすぐにボケるという話もありますがそういう人は自分がやりたいことが極端に少ないか誰かがいないと出来ない趣味なんだと思います。

私の趣味はたぶん一生かかっても終わることはないでしょう。この趣味の部分はまたブログ記事にするかもしれません。

今回はセミリタイア継続に赤信号が灯ると考えていた懸念事項、インフレと株価暴落について記事にしてみます。

インフレ対策には王道の株式投資で十分

過去記事にインフレ対策を書いたものがあるので良かったら参考にしてみてください。

【インフレ対策】株式投資以外にもインフレ対策できる4選

私がセミリタイアした当初はインフレを肌感覚で感じることはありませんでした。意識し始めたのはやはりコロナが世界的に流行し始めた頃でしょうか。物流が滞ったり通常の仕事が出来ずに生活様式に変化が起きたのでダイレクトに物価に反映したように感じます。

この頃から物やサービスの値段が上昇していきました。コストプッシュインフレと呼ばれていましたね。これは生産コストの上昇によるインフレのことです。原材料や資源価格が上昇して一気に値上がりが起こりました。

その流れが現在まで続いています。仮にコロナ前の状況に戻ったとしても再びデフレに移行するかというとそれは難しいと考えています。

コロナをきっかけとしたインフレの初期は価格転嫁する企業は本当にまれでしたが現在ではある程度容認されていると感じます。消費者は安い方がいいけど仕方ないよねという意識に移行してきたのではないでしょうか。

企業側も一度値上げしたものはわざわざ下げることはないと思うんですよね。物やサービスの値段が下がるもしくは変わっていなくても内容量の減少であったりサービスの低下などがあるかもしれません。

このような状況から今後は日本でもゆるやかなインフレになるのではないかと推測しています。セミリタイア当初に懸念していたインフレがやっと起こり始めました。

正直5年ほどはインフレがほぼ起こらなかったので助かりました。

上記リンク記事のインフレ対策でもふれていますがやはり王道は株式投資だと考えています。ひしひしとインフレを感じる現在でもあまり不安はありません。

それは株式投資のリターンがインフレ率をはるかに上回っているからです。株式投資は良い時も悪い時もありますが基本的にはインフレ率を上回る成績を残してくれるであろうと考えています。

だからインフレに関してはあまり心配していないんですよね。

株価暴落には現金クッションと利回りシールドで対応

私の資産のほとんどはインデックス投資になります。インデックス投資の出口戦略に4%ルールというのがあります。このルールを破綻させない為に現金クッションと利回りシールドという考え方があるんですよね。

関連記事:【インデックス投資の出口戦略】4%ルール破綻を回避する現金クッションと利回りシールド

基本的にはこの方法で株価暴落時期をしのいで上昇を待つという方法で乗り切れると考えています。

セミリタイア後に大きな株価ショックは2018年12月のクリスマスショック、2020年3月のコロナショックでしたがどちらもすぐに持ち直しました。

だから株価低迷期という少し長い期間の株価下落はまだ経験したことがありません。

しかし私はリーマンショック前から投資をしていますからその時の経験を活かして乗り越えていきたいと思っています。

リーマンショック時には株価下落もさることながら働き先が不安定になることもあった人もいるでしょう。幸い私の仕事は大丈夫でしたがサラリーマン収入がなくなるもしくは減るかもしれないという恐怖もあったかもしれません。

ただセミリタイア後はサラリーマン収入を特に重要視しないスタイルを目指してやってきて7年目に取り敢えずFI(Financial Independence:経済的自立)状態を達成できています。

関連記事:FI(Financial Independence:経済的自立)というのは幻想だけど敢えて定義するならこんな感じでしょうか

つまり資産規模がかなり大きくなっているので株価暴落があったとしても持ち直すまでの間それほど切羽詰まった状態にはならないのではないかと考えているんですよね。

また年金受給(65歳)までの距離も近くなってきましたからこちらも安心材料の一つになります。

資産運用の主軸がインデックス投資であることはセミリタイア当初から変わっていません。セミリタイア前も後もとにかく4%ルールの破綻を防ぐにはどうしたらいいのかというのを徹底的に考えてきましたからいざその時が来ても十分に対応できるはずです。

セミリタイアは青信号点灯中

このように当初の懸念事項のインフレと株価暴落を完全払拭出来たことによりセミリタイアは青信号点灯中の状態です。

今後もずっと青信号を変えないようにしてきたいと思います。




【この記事を書いた人:クロスパール】

1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。

セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。

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2017年9月(45歳)セミリタイア、その後鳥取に移住してのんびり暮らしています。資産運用の公式(収入-支出)+(資産×運用利回り)を守りながらインデックス投資を継続中。お金のことやセミリタイアの日常、ダウンシフトした働き方などを発信します。

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