FIREについてもう一度考えてみた

2023年11月28日火曜日

日記

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YahooニュースにFIREについての記事が出ていました。




出典:Yahooニュース

一時に比べるとFIREブームはかなり下火になりました。それでも一度知ってしまったらなかなか飽きられられない人もいることも確かなようです。

FIREとはFI(Financial Independence:経済的自立)、RE(Retire Early:早期リタイア)の頭文字を取ったものですね。

こういった生き方は賛否両論ありますがどんな生き方でも同じようにあるのでそこは人それぞれということでしょう。

記事内で述べられている危なっかしさとはだいたいこんな感じでしょうか。

・投資の高いリターン及びギリギリの支出想定は破綻しやすい

・FIREを目指して節約をするのは豊かな生き方ではない

・FIREに失敗(お金が足らなくなったら)したら現役復帰は難しい

投資の高いリターン及びギリギリの支出想定は破綻しやすい

これは的を射ていますね。しかし高いリターンとして4%ルールを例に出していますが私はそれほど高いとは考えていません。MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI) (円)の30年平均リターンは+8.5%になっています。


出典:my index

これは平均リターンですからリターンの低い時期が続く可能性も考えられます。しかし年次リターンを見てもマイナスの年が続くのは2~3年ぐらいですからリターンに関してはあまり心配は要らないと考えています。


出典:my index

ただギリギリの支出想定は危険極まりないと私も考えています。やはりある程度バッファ(余裕)を持った計画が必要ですね。

関連記事:セミリタイアにおけるバッファ(時間・資源的なゆとり、余裕)の取り方

FIREを目指して節約をするのは豊かな生き方ではない

これは程度問題でしょうか。ネットでは尖った意見が目に入りがちですが働きたくないが為に極限まで節約というかお金を使わずに投資するという生活を送っている人がいます。

こういうのは確かに豊かな生活ではないと感じます。まあ豊かな生活というのがその人にとって働かないことならそうなのかもしれないけどこの辺は価値観なので何とも言えない所ではあります。

私はそういった生活はしたくないですけどね。節約もしますがQOLがダダ下がりになるようなことは自分にとってマイナスにしかならないと思います。

お金を使わないということは経験や体験が少なくなるということに直結しやすいですから後から考えるとこれはもったいないんじゃないですかね。

FIREに失敗(お金が足らなくなったら)したら現役復帰は難しい

資格やスキルがなければこれはその通りだと思います。だからこそしっかりした計画を立てておきましょうってことになるでしょうか。

FIREブームはここ数年で起こりましたがずっと株式相場は好調なので余程ギリギリの計画でFIREした人以外はお金が足らないという状況は起こっていないでしょう。

問題は株式相場が低迷期に入ったときにどう対処するかですね。これもある程度想定しておけば難なく対応できるのかなと考えています。

関連記事:【実践者が語る】インデックス投資の4%ルールの取り崩しは難しくない

お金のことは余裕のある計画で解決できるがFIRE生活が合うかどうかはやってみないとわからない

サラリーマンを辞めてFIRE生活に移行するときにお金の問題は余裕ある計画であればそうそう破綻することはないと思います。

しかし自由に使える時間が増えるのでその使い方や極端に人と接することが少なくなるので気持ちの安定の取り方などはやってみないとわからないことが多いです。

本当はお試しFIRE(数年休んでも元の条件で復帰できる)みたいなのが出来ればいいんだけどそういうことをしている会社は見たことないのでどうしても一発勝負になってしまいますよね。

私がセミリタイアした時はまあ何とかなるんじゃないという楽観的な気持ちでいたけどうまく行くかどうかは性格も多大に影響するような気がします。

【この記事を書いた人:クロスパール】

1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。

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