「フリーター最高」の時代が戻ってきたのかと感じるニュースを最近多く見るようになりました。私が若い頃（約20年前）はフリーターという働き方が全盛期だったことがあります。
当時はこれが「未来の働き方」とも言われていました。
厚生労働省によるとフリーターの定義は次のようになっています。
「学生や主婦（夫）を除く15～34歳の若年層の中で、雇用形態がアルバイト・パートである人、またはアルバイト・パートの仕事を探している人」
最近これに類似した若者の意見をよく目にするんですよね。
・自分の都合に合わせたいから敢えて非正規を選ぶ
・やりたいことがあるから正社員にはなりません
・飲み会には行きません
そうしたいなら止めはしませんがその選択肢を選んだ責任は自分にあるということを忘れてはいけません。
自分の都合に合わせたいから敢えて非正規を選ぶ
派遣会社に登録して期間限定で働くというのは煩わしい人間関係を一旦リセットできるのでいいかもしれません。しかし収入の観点から言えばやはり正社員の方がいいですからそこを許容できるならありかもしれませんね。
やりたいことがあるから正社員にはなりません
そもそも「やりたいこと」は正社員ではできないのかという疑問があります。おそらく時間のことを指しているんでしょうけど、時間があるから「やりたいこと」ができるとも思えないんですよね。
「やりたいこと」があるならどんな環境でもしてしまうでしょう。
飲み会には行きません
これは最近本当によく見聞きします。その理由の多くが時間の無駄や上司の無駄話を聞きたくないというものです。
しかし飲み会というのは職場から離れた場所で行うので普段とは違った一面を見ることもできます。また昇進とまでは行かなくても仕事を円滑にすすめる潤滑油になることもあります。
例えば飲み会に行かない部下Aと飲み会に行く部下Bがいるとした場合に上司はどうしても部下Bの面倒をみたくなります。これは飲み会といったコミュニケーションがあることで起こる現象だと思うんですよね。
どうしても行きなくないならしょうがないですが何度かは行ってみてもいいんじゃないでしょうか。
その選択は本当に後悔しませんか？
非正規を選ぶ、正社員にならないというのはとても簡単ですがそれによって起こる収入が伸びずにお金があまり貯まらないということは覚悟しておきましょう。
また企業規模にもよりますがどの会社でも正社員だからこそできる仕事というのがあります。そこで上司や同僚、部下とともに何かを達成するという経験は後々かけがえのないものになるかもしれません。
こういったものを若い頃から積み重ねるのとそうでないのでは雲泥の差になるのではないでしょうか。
生き方というのは個人の自由ですから好きにすればいいですね。
ただ将来誰かにその責任を押し付けるようなことなしないで欲しいです。
だってその人生を選んできたのはあなた自身だから。
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クロスパール（https://twitter.com/crosspearl01）
【この記事を書いた人：クロスパール】
1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。
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