無リスク資産(銀行貯金・個人向け利付国債変動10年)はインフレ負けする資産になるのであまり多すぎると経済的に厳しくなります。
日本では貯金100%の人も珍しくなくそういった人たちは徐々に生活が苦しくなる未来が見えてきます。今はその初動でしょうか。
サラリーマンの場合は給料があるのでその変化はゆるやかに感じますがゆでガエルのようにいつの間にか苦しくなっているかもしれませんね。
私はここ数年無リスク資産をどのぐらい保有すればいいのかをずっと考えてきました。そしていったん出した答えは次の通りです。
・銀行貯金 年間支出5年分
・個人向け国債変動10年 年間支出5年分
冒頭にも書いたようにこれらの資産はインフレ負けします。そして今後インフレは徐々に進んでいくでしょう。それでも投資信託の取り崩しのみで生活するならこれぐらいあった方が安心ではないかと感じるものの機会損失もあるのではないかと思案していました。
そこでXで問いかけてみました。
結果は年間支出2年分が最多となりあした5年分とほとんど変わらないですね。意外だったのが10年分もそれなりの支持を得たことです。
次に私の心を見透かしたこちらをご覧ください。
こちらの流れでもあるように機会損失を気にするよりも安心感を取りたいので無リスク資産は年間支出10年分を保有するというのを方針としたいと考えます。
制度改革でどうなるかわかりませんが65歳から年金受給(標準)がはじまるならそれまでの生活費を無リスク資産で確保しておけばかなり安心できると感じます。
一応自分なりにシミュレーションした結果では無リスク資産に年間支出10年分の資金を確保して残りをリスク資産に投資した場合でも経済的に困窮することは起こらないと想定。
その他の意見として機会損失になるのでもっと無リスク資産は減らした方がいいというのもありましたがそれもたしかにひとつの考えです。
しかし今は空前の株高円安で投資していれば資産は増え続け減ることをまったく想像できない状況を考えるとその判断は正しいのか?という疑問が生まれます。
答え合わせはしばらく先になりますが私は安全策を取ることに決めました。
コメント欄は原則廃止しました。X(旧Twitter)をフォローして頂ければ幸いです。
クロスパール(https://twitter.com/crosspearl01)
【この記事を書いた人:クロスパール】
1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。
セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。
【セミリタイア】
セミリタイアするのにどのぐらいのお金が必要なのか?その具体的な必要資金を詳細解説。
【決定版】45歳でセミリタイアするなら必要資金は年間支出の20倍
セミリタイアすると多くの場合は国民健康保険に加入することになりますが国民健康保険料で適用される控除についてまとめています。
【国民健康保険料】住民税非課税世帯でも7割軽減されないことがある
セミリタイアの最大の懸念事項はインフレです。インフレ対策の王道は株式投資ですがその他の方法も紹介しています。
セミリタイアとは少し違いますが人生後半戦に差し掛かる頃にはダウンシフトを意識した方が楽しい時間を増やせる気がします。
資産運用のシンプル化に伴い楽観、悲観、普通の3本のシナリオで資産寿命をシミュレーションしました。出来る限りバッファ(余裕)を取ることで想定外のことが起きても対応できると考えています。
【最後の逃げ切り戦略】セミリタイアの資産運用シミュレーション
無職になったら住民税申告はしておきましょう。
【住民税申告】無職の市民税・県民税の申告が必要、不要のフローチャート
【終活・相続贈与】
老後になってから終活をはじめると能力の衰えや資産が散らかり過ぎて手を付けられないことがあります。50代から徐々にはじめれば余裕を持って対応できます。
相続贈与はそうそうあるものではありませんからいざその時になっても不安が募るばかりです。あらかじめ勉強しておくことで慌てずに済みます。
2024年4月1日から相続による不動産の名義変更が義務化されました。実家を負動産にしない為にも適切な対応をしていきたいですね。
【実家の相続登記】特定空き家に指定され自治体から勧告されると固定資産税は最大6倍
【インデックス投資の出口の疑問を解決】
SRR(Sequence of Return Risk)シークエンス・オブ・リターン・リスクを知っていますか? インデックス投資の取り崩し時期にプラスのリターンが先に来るのかマイナスのリターンが先に来るのかでその後の結果が大きく変わるというものです。
【インデックス投資の出口戦略】4%ルール取り崩しはSRRに注意
4%ルールを盤石のものとする為に現金クッションと利回りシールドの概念は知っておいても損はないでしょう。こういった考えをもとに自分なりにアレンジしていくことが破綻を回避する近道だと思います。
【インデックス投資の出口戦略】4%ルール破綻を回避する現金クッションと利回りシールド
インデックス投資の出口はどうすればええんや?と思っている方におすすめの記事です。
【日本個別株投資をするなら知っておきたい】
安心して継続保有できる日本株はどうやって探したらいい? そんな時はスクリーニングして自分好みの銘柄を選び出しましょう。
【最新版】罠銘柄を避ける!安心して長期保有できる日本高配当株の見つけ方
スクリーニングだけでは見つけられないお宝銘柄を発掘する方法。
【日本株】自信を持って保有できる銘柄を購入する為のステップを全公開
業種(セクター)を分散した方がいいって言ってもどの業種をどのぐらい保有すればいいんだろうか? そんな疑問にお答えする記事です。
【地方移住・創生】
地方移住するときに気を付けておきたいことをまとめています。
地方創生が順調に進まない最大の懸念事項。
【家を作る時に気をつけておきたいこと】
【家】新築住宅で約1年生活してわかったできればこうしておけば良かったこと
【家】新築住宅で生活してわかった約1年前にしておいて良かったこと
【運気上昇】
運気を意図的に上昇させる方法があったら知りたくないですか?
【幸運を呼び込む】誰でもすぐに始めることができる運気を飛躍的に上げる方法13選
応援クリックをして頂けると更新する励みになります。

にほんブログ村