投資信託の取り崩しのみで生活する場合の不安?を考えてみました

2024年7月9日火曜日

セミリタイア 資産運用

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ここで言う「投資信託の取り崩しのみで生活」というのは年金受給までに収入がゼロの場合を指しています。セミリタイアした人は多少のアルバイトやお小遣い稼ぎをしていると推測できますがそういったものも少額であれば含めてもいいでしょう。

不安と書いたんですけど不安は原因がわかればある程度払拭できますから心の迷いと言ってもいいかもしれません。

機会損失=お金を増やしたいという欲との対決

資産形成時はお金を増やすのが目的でしたからとにかくリスク資産の比率が多くなりがちです。特にここ数年で投資をはじめた人は投資をすればお金は増えるものだという印象が強いでしょう。

たくさん投資をすれば増えるお金も大きくなります、もちろん逆回転しても同じことが起きますが現役時代なら生活に困ることはないはずですから投資にまわすお金を増やすのが正解になりますね。

長い人は何十年にもなりますしお金を増やしたいという欲はなかなか消えるものではありません。しかし資産形成を終えて資産活用期(=投資信託の取り崩しのみで生活)になればその欲求を抑えなければ生活が危ぶまれることもあります。

無リスク資産の割合が低すぎて精神的に不安になったり、お金を増やすことばかりで人生に彩がなくなってしまうかもしれません。

投資は継続した方がいいですが「もっともっとお金が欲しい」という欲を抑えないといけないと感じました。

関連記事:投資信託の取り崩しのみで生活していくなら無リスク資産はどれぐらい保有すればいいか?

資産減少の不安と対話

投資信託の取り崩しのみで生活していくことになると資産が減少するターンが訪れることがあります。自分でシミュレーションした株式の想定リターンが低くなると当然資産は減少していきますよね。

これは年金受給までの距離が遠いほど不安を感じるでしょうか。

何故なら時間が長くなればなるほど不確定要素が増えるからですね。20年後と5年後では予想の振れ幅がまったく違います。

どれだけシミュレーションでは万全だとなっていても心の不安とは完全に払拭できるものではありません。

しかしこの不安はある程度のバッファ(余裕)を確保していれば比較的簡単に不安をやわらげることができると考えています。それでも年金受給までの距離が遠い場合はバッファ(余裕も)も大きく取らざるを得ないですね。

関連記事:【最後の逃げ切り戦略】セミリタイアの資産運用シミュレーション

想定外が起こる不安と対峙

お金のことで想定外が起こるなら先ほどの資産減少の不安をやわらげる対応で問題ありません。しかしそれ以外のことでも想定外のことが起こる場合がありますよね。

病気、介護、自然災害、戦争などがありますけどこれはもうしょうがないと諦めるしかないと考えています。いくらそういった想定外のことが起こらないように注意していても起こることを100%防ぐことはできないですからね。

もしそうなったらそうなったで諦めてそこからまた一から人生を始めるしかありません。

しかし貨幣経済が崩壊しない限りはお金はたくさんあった方がいいに決まっていますからこれまで資産形成してきた努力は無駄にはならないと考えています。

「なんくるないさ」の精神で突き進むのみ

なんくるないさには「挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味があるそうです。

この精神で日々生活していればきっと未来は開けると信じています。


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【この記事を書いた人:クロスパール】

1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。

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