【老後のお金】一般的な資産形成のゴール「年金+資産収入>年間支出」

2024年7月1日月曜日

資産運用

t f B! P L

セミリタイア・FIREという生き方を求めて資産形成している人もいますが一般的には老後のお金が困らないようにしている人が大多数でしょう。

セミリタイア・FIREを目指して資産形成するのと老後のお金を準備するのでは時間に圧倒的な差があります。

老後のお金を準備するのはそれほど難しくはないと思うんですよね。老後2000万円問題なんて話題もありましたがそれぞれに必要なお金の量は違いますから自分はどれぐらい必要なのかを考えないといけません。

一般的な資産形成のゴールは「年金+資産収入>年間支出」の形ではないでしょうか。この形を作るのはそれほど難しくありません。

資産収入のゴールを決める

実際に資産形成していく中でゴールはあってないようなものですがひとつの目標として決めておいた方がわかりやすいです。

年金額はそれぞれに違いますが資産収入というプラスαはどれぐらい欲しいかの希望はあるでしょう。まずはどれぐらいの資産が必要か確認してみます。


「一般的に」ということですから60歳までは働いていると想定します。そうするとそれなりの年金額があることを考慮するとプラスαとしては月額5万円か10万円を望むことが多いのではないでしょうか。

利回り4%と3%で必要な資産を計算してみましたが1%違うだけでかなり必要資産は変わってきますね。

株式に投資するインデックス投資(全世界株式・先進国株式・S&P500)の利回りは過去データから30年平均年8%を超えています。

これは平均ですから良い時もあれば悪い時もありますが年4%というのはかなり保守的な数字ではないでしょうか。

私は多くの人は赤枠で囲っている月額10万円のプラスαを目標にすればいいのではないかと考えています。

年金プラス10万円だとかなり余裕が生まれるんじゃないですか?

65歳で資産3000万円を貯めるには

冒頭で話したように老後までにはかなりの時間があります。この時間を最大限有効に使うことが最大のポイントになります。言い換えれば資産運用は早く始めれば始めるほど良いということですね。




出典:アセットマネジメントOne株式会社

ご覧のように期間が短くなるにつれ資産が増えていないのがわかります。これには毎月の積立額が年数分プラスになっていないということもありますが利回りの効果が十分に得られないということでもあります。

単純計算で積立期間20年の資産額に20年分の積立額をプラスすると18,203,239円になります。積立期間40年の35,458,841には遠く及びませんね。

概ねこれが運用の効果になります。

つまり65歳までの期間が短い場合には積立額を増やすしかありません。しかし積立額を増やすのはかなり難しいこともありますから少額でなるべく早く資産運用した方が達成確率はグンと上がるということですね。

老後のお金問題はそれほど気にする必要はない

上記考察のように早めに準備しておけば老後のお金をそれほど気にする必要はありません。ただこういったことに気づくか気づかないか、行動するかしないかは大きな分かれ道になりますのでちょっとでも気になったら始めてみるのはいかがでしょうか。

図解でよくわかる!新NISAがすべてわかる本


コメント欄は原則廃止しました。X(旧Twitter)をフォローして頂ければ幸いです。

クロスパールhttps://twitter.com/crosspearl01



【この記事を書いた人:クロスパール】

1971年生まれ、2017年9月にセミリタイア達成。資産運用の中心はインデックス投資で趣味として日本個別株を保有。日本株は配当・優待を長期に享受するスタイルです。

セミリタイアするまでの軌跡はこちらをご覧ください。

金融資産3000万円までの道1~新社会人~


【セミリタイア】

セミリタイアするのにどのぐらいのお金が必要なのか?その具体的な必要資金を詳細解説。

【決定版】45歳でセミリタイアするなら必要資金は年間支出の20倍

セミリタイアすると多くの場合は国民健康保険に加入することになりますが国民健康保険料で適用される控除についてまとめています。

【国民健康保険料】住民税非課税世帯でも7割軽減されないことがある

セミリタイアの最大の懸念事項はインフレです。インフレ対策の王道は株式投資ですがその他の方法も紹介しています。

【インフレ対策】株式投資以外にもインフレ対策できる4選

セミリタイアとは少し違いますが人生後半戦に差し掛かる頃にはダウンシフトを意識した方が楽しい時間を増やせる気がします。

【減速生活】ダウンシフトの手引き

資産運用のシンプル化に伴い楽観、悲観、普通の3本のシナリオで資産寿命をシミュレーションしました。出来る限りバッファ(余裕)を取ることで想定外のことが起きても対応できると考えています。

【最後の逃げ切り戦略】セミリタイアの資産運用シミュレーション

無職になったら住民税申告はしておきましょう。

【住民税申告】無職の市民税・県民税の申告が必要、不要のフローチャート


【終活・相続贈与】

老後になってから終活をはじめると能力の衰えや資産が散らかり過ぎて手を付けられないことがあります。50代から徐々にはじめれば余裕を持って対応できます。

【終活】50代からはじめる資産整理

相続贈与はそうそうあるものではありませんからいざその時になっても不安が募るばかりです。あらかじめ勉強しておくことで慌てずに済みます。

【贈与・相続】自分用メモ

2024年4月1日から相続による不動産の名義変更が義務化されました。実家を負動産にしない為にも適切な対応をしていきたいですね。

【実家の相続登記】特定空き家に指定され自治体から勧告されると固定資産税は最大6倍


【インデックス投資の出口の疑問を解決】

SRR(Sequence of Return Risk)シークエンス・オブ・リターン・リスクを知っていますか? インデックス投資の取り崩し時期にプラスのリターンが先に来るのかマイナスのリターンが先に来るのかでその後の結果が大きく変わるというものです。

【インデックス投資の出口戦略】4%ルール取り崩しはSRRに注意

4%ルールを盤石のものとする為に現金クッションと利回りシールドの概念は知っておいても損はないでしょう。こういった考えをもとに自分なりにアレンジしていくことが破綻を回避する近道だと思います。

【インデックス投資の出口戦略】4%ルール破綻を回避する現金クッションと利回りシールド

インデックス投資の出口はどうすればええんや?と思っている方におすすめの記事です。

【決定版】インデックス投資の出口攻略法


【日本個別株投資をするなら知っておきたい】

安心して継続保有できる日本株はどうやって探したらいい? そんな時はスクリーニングして自分好みの銘柄を選び出しましょう。

【最新版】罠銘柄を避ける!安心して長期保有できる日本高配当株の見つけ方

スクリーニングだけでは見つけられないお宝銘柄を発掘する方法。

【日本株】自信を持って保有できる銘柄を購入する為のステップを全公開

業種(セクター)を分散した方がいいって言ってもどの業種をどのぐらい保有すればいいんだろうか? そんな疑問にお答えする記事です。

【重要】日本株セクター分散投資のポートフォリオ


【地方移住・創生】

地方移住するときに気を付けておきたいことをまとめています。

【地方移住】鳥取移住のメリット・デメリット

地方創生が順調に進まない最大の懸念事項。

【地方創生】鳥取は過去の繁栄を取り戻すことができるか


【家を作る時に気をつけておきたいこと】

【家】新築住宅で約1年生活してわかったできればこうしておけば良かったこと

【家】新築住宅で生活してわかった約1年前にしておいて良かったこと


【運気上昇】

運気を意図的に上昇させる方法があったら知りたくないですか?

【幸運を呼び込む】誰でもすぐに始めることができる運気を飛躍的に上げる方法13選


応援クリックをして頂けると更新する励みになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

QooQ